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49インチのデジタルコクピット搭載、リンスピードが完全自動運転EVを公開予定…CES 2019
リンスピードは12月11日、米国ラスベガスで2019年1月に開催されるCES 2019で初公開予定のコンセプトカー、『マイクロ スナップ』(Rinspeed microSNAP)に最新のコネクティビティを搭載すると発表した。
CES 2019で初公開予定のマイクロ スナップは、1年前のCES 2018で発表した『スナップ』の発展形だ。スナップは未来の完全自動運転車を提案したEVコンセプトカーで、その最大の特徴は、シャシーからボディが脱着できる設計となっており、用途に合わせてボディを載せ替えられる点にある。例えば、荷物を運ぶなら商用トラックボディ、人が乗るなら乗用ボディなどがある。乗用ボディは、オフィスとして地面に置いて使うことも想定する。
マイクロ スナップは、スナップのコンセプトはそのままに、ボディサイズをルノーのシティコミューターEV、『トゥイジー』(全長2337mm、全幅1191mm、全高1461mm)と同等まで小型化した。これは、都市部の配送における「ラストマイル」の課題に対応するのが狙い。シャシーとボディをつなぎ合わせて同時に充電する新機能も採用する。
このマイクロ スナップには、最新のコネクティビティが搭載される。ダッシュボードの全面に渡って、49インチのLEDスクリーンが配置される。このデジタルコックピットは音声認識によって、乗員に自動的に適応することができるという。
また、マイクロ スナップでは、高速通信の5Gテレマティクスによって、ハーマンのクラウドプラットフォームに接続する。NXPのアンテナシステムが、ソフトウェアの無線アップデート、Car-2-X通信、インフォテインメントの安全な接続を追求している。