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スバル レガシィ 改良新型に「スポーツ」、260馬力ターボ搭載

  • 《photo by SUBARU》
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SUBARU(スバル)の米国部門は5月12日、改良新型『レガシィ』に「スポーツ」を設定し、今秋米国市場で発売すると発表した。日本では2020年6月、受注を終了した『レガシィB4』のモデルチェンジ版が、初の大幅改良を受けている。

◆フロントグリルに赤いアクセント
改良新型では、フロントマスクを大幅に変更した。グリルを大型化し、新デザインのバンパーやLEDヘッドライト、フォグランプを採用した。この表情は、改良新型『アウトバック』(日本名:『レガシィアウトバック』に相当)に準じたものだ。スバルのデザイン理念の「Dynamic x Solid」を強化し、ロー&ワイドなスタンスを強調している。

スポーツでは、フロントグリルに赤いアクセントをあしらった。ドアミラーカバーとトランクスポイラーは、 マグネタイトグレーメタリック仕上げ。足元は、グレーの18インチアルミホイールで引き締められた。

インテリアは、ブラックとグレーのツートン仕上げのモケットシートに、赤にステッチを配した。スポーツチューンドサスペンション、LEDフォグランプ、電動ムーンルーフ、ナビゲーションシステム、ヒーター付きステアリングホイールを標準装備する。安全面では、リバース自動ブレーキと「DriverFocus」と呼ばれるドライバーの注意散漫を軽減するシステムが採用されている。

◆ターボは自然吸気の2.5リットルよりも78hpパワフル
スポーツのパワートレインには、FA24型2.4リットル水平対向4気筒ガソリンターボエンジンを搭載する。最大出力は260hp/5600rpm、最大トルクは38.3kgm/ 2000~4800rpmを引き出す。自然吸気の2.5リットル水平対向4気筒ガソリンエンジン(最大出力は182hp、最大トルクは24.3kgm)に対して、パワーは78hp、トルクは14kgm強化されている。

トランスミッションはCVTの「リニアトロニック」を組み合わせた。パドルシフトで操作する8速マニュアルモードが付く。スバル独自の全輪駆動システムの「シンメトリカルAWD」を採用する。各部の剛性を高めた「スバル・グローバル・プラットフォーム」によって、ステアリング操作に対する正確なレスポンス、快適な乗り心地、静粛性の高い室内空間を追求している。

◆11.6インチのマルチメディアプラスシステムの最新版
ワイヤレスのApple「CarPlay」とグーグル「AndroidAuto」を備えたフルスクリーンディスプレイ、「STARLINK 11.6インチマルチメディアプラスシステム」の最新バージョンを採用する。このシステムは、11.6インチの高解像度タッチスクリーンとメーターの連携をはじめ、オーディオや「HVAC」、「X-MODE」などの車両機能を画面上でコントロールできる。新たに「バレットモード」も導入している。

「what3words(W3W)」を車載化した。what3wordsは、位置情報を伝える非常にシンプルな方法だ。世界を3m四方の正方形に区切り、それぞれに固有の3ワードアドレスを割り当てる。what3wordsアドレスを入力したりナビゲートしたりする時、アプリやデータ、スマートフォン接続は必要ない。ユーザーは、3つの単語を使用して、オフロードや風光明媚な場所、その他の分かりづらい場所などを見つけて、移動することができる。この機能は、改良新型のSTARLINK 11.6インチマルチメディアナビゲーションシステム搭載車に標準装備されている。