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フィアット パンダ に「ガーミン」、スマートウォッチ付き上級仕様

  • 《photo by Fiat》
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フィアットは5月13日、欧州向けの『パンダ』に「ガーミン」(Fiat Panda Garmin)を設定すると発表した。パンダ・シリーズの最上位モデルに位置付けられる。

◆グリーンのボディカラーにオレンジのアクセント
ガーミン(Garmin)は米国で1989年に創業し、現在、航空、船舶、自動車、フィットネス&スポーツ、アウトドアなどのさまざまな市場に向けて、GPS技術を提供している。

『パンダ・ガーミン』は、フィアットとガーミンの協業から生まれた特別モデルだ。『パンダ・クロス』をベースに、フォレスタグリーンのボディカラー、オレンジのアクセント、LEDフロントライト&リアライト、専用の17インチブラックホイールを装備した。

ドアハンドル、ルーフバー、ピラーはマットブラック仕上げ。ドアミラーカバーやスキッドプレート、フロントグリルインサート、フォグランプサラウンド、サイドスカートなどは、ライトグレーのマットペイントとしている。

◆10.25インチのタッチスクリーンを備えた「UConnect 5」
オレンジアクセントのインテリアを採用する。新世代のインフォテインメントシステムとして、DABデジタルラジオ付きの7インチタッチスクリーンを装備した。これに、10.25インチのタッチスクリーンを備えた「UConnect 5」を組み合わせる。ワイヤレスのApple「CarPlay」やグーグル「AndroidAuto」によって、シンプルで快適なユーザーエクスペリエンスを可能にした。

また、クルーズコントロールやフロントアームレスト、プレミアムソフトタッチステアリングホイール&シフトレバーを標準装備している。

さらに、ガーミンのスマートウォッチ「VenuSq」(ヴェニュー・エスキュー)も付属する。明るいカラーディスプレイ、日常的に使えるデザイン、健康状態モニタリング機能、フィットネス機能を備えたGPSスマートウォッチだ。

◆パワートレインはマイルドハイブリッド
パワートレインは、マイルドハイブリッドだ。最新の1.0リットル直列3気筒ガソリン「FireFly」エンジン(最大出力70hp/6000rpm、最大トルク9.4kgm/3500rpm)に、12ボルトの「BSG」(ベルト一体型スタータージェネレーター)、電気モーター、リチウムイオンバッテリーを組み合わせる。

BSGシステムはエンジンに直接取り付けられており、補助装置もベルトによって駆動する。BSGは、ブレーキおよび減速中のエネルギーを回収し、蓄電容量11Ahのリチウムイオンバッテリーに蓄える。この電力はピーク時に3.6kWの出力を発揮し、加速時などにエンジンをアシストする。

トランスミッションは6速MT、駆動方式はFFとした。この6速MTには、郊外での燃費を向上させる専用ギア比が採用される。このエンジンには、ストップ&スタートモードが付く。30km/h以下の低速域では、エンジンを停止できる。ハイブリッドシステムに関する情報を表示するモニターには、ドライバーにそのことを知らせる。ストップ&スタートモードは、エンジンをスムーズに再始動する。

高速道路などでの低負荷走行時に、エンジンを停止するコーストモードも採用した。リチウムイオンバッテリーがすべてのサービスに電力を供給し、ドライバーが車両を完全に制御できるようにした、としている。