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アウディA4 オールロードクワトロ、ブラックアクセント仕様を設定…欧州2023年型

  • 《photo by Audi》
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アウディは5月12日、『A4オールロードクワトロ』(Audi A4 allroad quattro)の2023年モデルを欧州で発表した。「ブラック・オプティクス・プロパッケージ」を新設定している。

◆シングルフレームグリルや「フォーリングス」がグロスブラック仕上げに
ブラック・オプティクス・プロパッケージでは、フロントガラスフレーム、ドアミラー、テールパイプがグロスブラック仕上げに。さらに、シングルフレームグリルの垂直バーとフレーム、フロントサイドエアインテークのクリップ、リアディフューザートリム、テールゲートトリムもグロスブラック仕上げとなる。

フロントとリアの4つのリング、「フォーリングス」もグロスブラック仕上げに。「A4 allroad」のブラックエンブレムを添えている。新しいメタリック仕上げのボディカラーオプションとして、クロノスグレーとディストリクトグリーンが用意された。

ブラック仕上げのルーフレールも選べる。マットストラクチャーグレーのバンパーは、オプションでマンハッタングレー塗装が可能に。なお、A4オールロードクワトロのブラック・オプティクス・プロパッケージの価格は、ドイツ本国で車両本体プラス775ユーロ(約10万4000円)だ。

◆「アウディ・ドライブ・セレクト」は専用仕様
現行A4オールロード クワトロは、『A4アバント』がベース。車高を引き上げ、バンパーガードやフェンダーエクステンション、大径タイヤなどを追加し、SUVに仕上げる手法は、アウディの「オールロード」流儀だ。現行型では、最低地上高をA4アバントに対して、50mmプラスし、オフロード性能をいっそう追求している。

「アウディ・ドライブ・セレクト」は専用仕様となる。コンフォート、オート、ダイナミックに加えて、オフロードモードなど、合計6種類のモードが用意される。大径タイヤとワイド化されたトレッド、アンダーボディプロテクション、ホイールアーチトリムは、ベース車両のA4アバントとの違いだ。4WDのクワトロと50mm引き上げられた車高により、オフロード性能を追求する。オプションで、ダンパーコントロール付きサスペンションを設定している。

欧州仕様のガソリンエンジン搭載車が、「45 TFSI」グレードだ。直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンは、最大出力265hp/5250~6500rpm、最大トルク37.7kgm/1600~4500rpmを引き出す。トランスミッションは7速Sトロニックで、駆動方式は4WDのクワトロだ。0~100km/h加速5.8秒、最高速250km/hの性能を備えている。

◆12ボルトのマイルドハイブリッド
ガソリンの45 TFSIやディーゼルを含めて、パワートレインには、12ボルトのマイルドハイブリッドシステムを組み合わせた。12ボルトのマイルドハイブリッドシステムは、45TFSIをはじめ、ディーゼルの「40TDI」と「50TDI」に搭載する。

直噴2.0リットル直列4気筒ターボディーゼルエンジンを積む40TDIは、最大出力204hp/3800~4200rpm、最大トルク40.8kgm/1750~4200rpm。トランスミッションは7速Sトロニックで、駆動方式は4WDのクワトロ。0~100km/h加速7.3秒、最高速232km/hの性能を可能にする。

直噴3.0リットルV型6気筒ターボディーゼルエンジンを積む50TDIは、最大出力286hp/3500~4000rpm、最大トルク63.2kgm/1750~3000rpm。トランスミッションは7速Sトロニックで、駆動方式は4WDのクワトロだ。0~100km/h加速5.4秒、最高速250km/hの性能を備えている。

12Vのマイルドハイブリッドは、12ボルトの電源システム、BAS(ベルト駆動式オルタネーター・スターター)、蓄電容量10Ahの小型リチウムイオンバッテリーを組み合わせた。55~160km/hで走行中、アクセルオフでエンジンを休止させ、惰性走行して燃費を稼ぐ。エンジンのスタート/ストップ機能も、幅広い走行条件で作動する。減速時には、BASが最大5kWのエネルギーを回生する、としている。