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メルセデスベンツ Eクラス、黒いアクセントの「ナイトエディション」…7月欧州発売
メルセデスベンツは5月3日、欧州向けの『Eクラス』(Mercedes Benz E-Class)に、「ナイトエディション」を設定すると発表した。まずはクーペとカブリオレが用意され、7月に欧州市場で発売される予定だ。
◆内外装が特別仕立てに
ナイトエディションは、「AMGライン」と「ナイトパッケージ」がベースだ。Eクラスのすべてのボディバリエーションとエンジン(メルセデスAMGを除く)、すべてのメルセデスベンツのボディカラーと組み合わせることができる。
外観は、ブラックピン付きのダイヤモンドグリル、フェンダーのナイトエディションのエンブレム、ブラック仕上げの排気テールパイプ、ハイグロスブラックのAMGアルミホイールが装備される。
室内は、黒いルーフライナーを備えたAMGライン仕様のインテリアになる。インストルメントパネルは、トップステッチを施した人工皮革の「ARTICO」仕上げ。ARTICOとマイクロファイバーの「DINAMICA」も標準装備している。オプションで、ナッパレザーが選択できる。
ダークアルミとメタリック仕上げの専用トリムを、オープンポアブラックアッシュウッドを使ったセンターコンソールと組み合わせられる。グロスブラック仕上げのナイトエディションエンブレムも付く。メルセデスベンツのロゴ入りのイルミネーションドアシルパネル、ナイトエディションの刺繍が施されたフロアマット、運転席と助手席のヒーター付きシートも採用している。
◆約20秒で開閉できるアコースティックソフトトップ
『Eクラス カブリオレ』には、遮音性に優れたアコースティックソフトトップを採用する。室内のノイズレベルを抑制し、クローズ状態では室内に高い静粛性を実現するという。
アコースティックソフトトップは、3層構造のアウターそれぞれに遮音性や耐候性に優れた素材を採用し、ウレタンフォームに、高い断熱・吸音効果を発揮するインナーを組み合わせることで、クラストップレベルの静粛性を追求した。およそ50km/hまでの速度なら走行中でも操作可能で、 約20秒で開閉することができる。
オープン走行時には、フロントウインドウ上部のウインドディフレクターとドラフトストップから構成される「エアキャップ」が、空気の流れを上方に高く跳ね上げるとともに、後方から室内への風の巻き込みを低減する。
また、前席には温風で首元を暖める「エアスカーフ」を装備した。シートバックに内蔵した超小型セラミックヒーターにより暖められた温風を、ヘッドレストのエアダクトから乗員の首元に送る装備で、季節を問わず、快適なオープンドライブが楽しめる。風量は3段階の調整が可能だ。
◆最新のMBUXを搭載
最新の「MBUX」を搭載する。MBUXは、メルセデスベンツ・ユーザー・エクスペリエンスを意味し、新世代のインフォテインメントシステムだ。特長は、人工知能(AI)によって、学習することにある。
MBUXはカスタマイズ可能で、ユーザーに適応する。無線通信での更新も可能だ。タッチスクリーンで操作する高解像度のワイドスクリーンコックピット、拡張現実(AR)技術を備えたナビゲーションディスプレイ、「ハイ、メルセデス」で音声アシストが起動するインテリジェントな音声コントロールが含まれている。
改良新型のMBUXには、特定の地域の天気予報を、あらゆる言語で読み上げる機能が追加される。例えば、スキー場の天気予報を指定すると、山の上や谷の積雪量を表示し、利用可能なリフトの数や現在稼働しているリフトの数に関する情報を提供する。
星占いをリクエストするオプションも、ドイツ語と英語で利用できる。星占いについては、ドライバーの生年月日または星座を回答すると、毎日の星占いが読み上げられる。世界の首都に関するクイズで、乗員を楽しませる機能も採用される。これらはすべて、メルセデスベンツのドライブをさらに楽しくするのに役立つという。