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本命は322馬力のPHEVか? MIMI クロスオーバー「クーパーS」次期型に迫る

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MINI『クロスオーバー』(海外名:カントリーマン)に設定される高性能モデル、『クーパーS クロスオーバー』の市販型プロトタイプを、スクープサイト「Spyder7」のカメラが初めて捉えた。

ミュンヘン市街地とニュルブルクリンクで捉えたプロトタイプ車両は、カモフラージュが分厚くデザイン詳細は不明だ。しかし、フロントグリルの中央に大きなセンサーを配置、円形ヘッドライトの一部が見てとれる。クロスオーバーらしいシルエットはほとんど変わることはなさそうだ。

また後部にはデュアルエキゾーストシステムを装備。足回りには強化ブレーキ、ハードサスペンションを搭載。さらに給油口に「98オクタン」(欧州では96オクタン以上がプレミアハイオク)のステッカーが貼られていることなどから、このプロトタイプが高性能モデルの「クーパーS クロスオーバー」であることがわかる。

クロスオーバー次期型は、BMW『X1』新型と同じ「FAAR」プラットフォームを採用し、「クーパーS」はBMWの「M35i」グレードとパワートレインを共有する。このエンジンは2.0リットル直列4気筒ターボチャージャーで、最高出力は302ps、最大トルク322Nmを発揮する。しかし本命はプラグインハイブリッド(PHEV)で、1.5リットル直列3気筒ターボチャージャーエンジンと電気モーターを搭載し、最高出力は322psを発揮、EV航続は55マイル(88km)に達する。

キャビン内では、ダッシュボード中央に現行型とは異なる突き出た巨大なフローティング・ラウンドスクリーンを配置。円形のタッチスクリーンにより、小さなデジタル・インストルメントクラスターと、ヘッドアップディスプレイを操作する。その下には、いくつかのボタンとトグルスイッチがみられる。

MINIクロスオーバー次期型のワールドプレミアは、2023年初頭と予想されており、ドイツのライプツィヒにあるBMWグループの工場でBMW X1とともに生産される。また派生モデルとしてEV専用クーペを計画しているとも噂されており、現在はラインアップから外れた2ドアの『ペースマン』の名を復活させる可能性があるという。