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自然吸気ボクサーは復活するか? ポルシェ 911 マイナーチェンジの行方は

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ポルシェが現在開発を進める主力スポーツカー、『911』及び『911カブリオレ』改良新型の最新プロトタイプをスクープサイト「Spyder7」のカメラが捉えた。

スウェーデン北部の山中で捉えたプロトタイプは、カモフラージュも薄くデザイン変更点のヒントが見える。フロントエンドでは、エアインテークに垂直のアクティブスラットを備えたバンパーを装備。プロダクション仕様のデイタイムランニングライトとターンシグナルを隠すためのダミーのライトがバンパーコーナーに確認できる。またヘッドライトの輪郭もカモフラージュされていることから、内部グラフィックが刷新されることも予想される。

後部では、バンパー、ディフューザー、エンジンカバーのリアアウトレットもリフレッシュされる。

最大の注目はバンパー中央のデュアルエキゾーストパイプだ。これは『ボクスターGTS』や『ケイマンGT4』、「ケイマンGT4 RS4.0」の排気口に似ており、自然吸気エンジンが復活する可能性が高い。自然吸気4.0リットル水平方向6気筒ユニットは「911 GT3」にも搭載されており、間もなく「911 GT3 RS」にも搭載予定だ。911はもともと自然吸気を採用していたが、CO2削減などの理由から991世代後期型以降ターボチャージャー付きに変更されていた。

ベースモデルでもNAエンジンが復活するとなれば、911ファンにとって喜ばしいで出来事となるだろう。ただし最新情報によると、ポルシェのモータースポーツ責任者であるフランク・ステファン・ウォリサー氏が自然吸気復活に「ノー」と答えたという。しかし、Spyder7の情報源である企業関係者は、自然吸気の可能性を否定しておらず、その行方が注目される。

911クーペ&カブリオレ改良新型のワールドプレミアは、2023年半ばと予想されている。