注目の自動車ニュース
ランボルギーニ アヴェンタドール 後継車、V型12気筒エンジン搭載のPHVに
ランボルギーニ(Lamborghini)は4月5日、『アヴェンタドール』の後継モデルが、V型12気筒エンジン搭載のプラグインハイブリッド車(PHV)になると発表した。同社の電動化計画における重要モデルに位置付けられる。
ランボルギーニは2021年5月、電動化の未来に向けた方向性を示す「コル・タウリ」計画を発表した。コル・タウリでは、3つの段階を設定。2021~2022年の第1段階では、「内燃機関への賛辞」として、ランボルギーニブランドの輝かしい歴史や過去・現在を象徴する製品に敬意を表すモデルに搭載する内燃エンジンの開発を行う。その1台が、『アヴェンタドール LP780-4 Ultimae』。アヴェンタドールの最終モデルになると同時に、ランボルギーニ伝統のV型12気筒ガソリン自然吸気エンジンを、電動化技術なしで搭載する最後のモデルになる。
2024年末までの第2段階が、「ハイブリッドへの移行」だ。ランボルギーニは2023年に、ハイブリッドパワートレインを搭載するランボルギーニ初のシリーズ量産モデルを発表する計画。2019年秋に発表されたブランド初のハイブリッドスーパーカーの『シアン FKP 37』と、そのオープン版として2020年夏に発表された『シアン・ロードスター』は、少量限定生産車だった。
そして2024年末までに、ランボルギーニの全ラインアップが電動化される予定。この段階では、2025年初めから、CO2排出量の50%削減を目指していく。ハイブリッドへの移行を推進するために、4年間で15億ユーロを上回る予算が割り当てられ、ランボルギーニ史上最大の投資になるという。
2026~30年の第3段階が、「初のフル電動ランボルギーニ」だ。一連の電動化プロセスの成果として、優れた性能を備え、『ウラカン』、『アヴェンタドール』、『ウルス』に続くランボルギーニの第4のモデルとなるブランド初のフルEVを発売することを目指していく。このフルEVは、パフォーマンスの面で、クラスのトップに位置づけることが目標という。