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『GRカローラ』はモータースポーツ起点…企画とデザイン

  • 《写真提供 トヨタ自動車》
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トヨタGAZOOレーシングは日本時間4月1日、現地時間3月31日、米国カリフォルニア州ロングビーチで新型車『GRカローラ』を世界初披露した。インパネのデザインは、レーシングカーを手本にプロドライバーの意見を取り入れ、スポーツ走行時の視認性を高めたそうだ。

「カローラ」は、トヨタがWRCで初優勝(1973年)した『カローラ1600』や、1000湖ラリーを制した『カローラ・レビン』など、「モータースポーツを起点としたクルマづくり」の礎を築いた車名だ。今回発表されたGRカローラの開発は、「お客様を虜にするカローラを取り戻したい!」との豊田章男社長の思いで始まった。

外装デザインは、基本骨格が同じ『カローラスポーツ』と比較してワイドなスタンス。1.6L直列3気筒インタークーラーターボエンジンを高出力化するための3本出しマフラーが、スポーティなリヤビューを演出している。そしてあらゆる道での冷却性能、空力性能を鍛え上げた成果として、フロントバンパーのインテーク、フロントフェンダーとフードバルジのアウトレットが見られる。

運転席のデザインでは、ショートストロークのシフトレバーを採用し、ステアリングから自然に腕を下した位置に配置することで、素早いシフト操作を意図した。またドリフト走行など限界域での車両コントロール用途を視野に、パーキングブレーキには手引き式を採用した。ドライバーの正面には、GR車両専用に開発したフルTFTメーターを採用。トヨタ自動車では「機能美として昇華されたモータースポーツ起点のデザイン」を標榜する。

日本での発売は2022年後半を予定している。