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ホンダ ステップワゴン 新型、居心地の良さ…インテリアを旧型と比較
ホンダは1月7日、2022年春に発表・発売予定の新型『ステップワゴン』を先行発表した。インテリアは、どの席からも開放感のある視界が得られることで、爽快で居心地の良い空間を意図した。新旧を比較してみよう。
新型ステップワゴンでは、ユーザーの生活スタイルに合わせられるよう、シンプルで親しみを感じるデザインの「ステップワゴンエアー」、精悍さやスタイリッシュさを感じるデザインの「ステップワゴンスパーダ」の2タイプを設定し、異なる世界観を表現している。
新型のインテリア空間は、歴代モデルで築いてきた「家族のための大空間」を進化させ、自分の家にいるような居心地の良さと、新たな使い方が見つかる自由な空間を意図したという。
ステップワゴンエアーは、温かみのあるカラーを用いた明るい室内でリビングのように過ごせる空間に、ステップワゴンスパーダは、スタイリッシュな印象を与えるダークトーンのカラーで、上質な室内空間に仕上げた。ミニバンの新たな価値として、乗り物酔いしにくい車をめざした。水平基調でノイズレスなデザインによって乗る人の視野を安定させ、乗り物酔いを起こしにくくしたという。
パッケージングでは、家族の成長に合わせた多彩な使い方ができるよう、乗る人が自由に居場所を選べるシートアレンジを採用した。2列目シートは、前後へのロングスライドだけでなく左右にもスライドできる。3列目シートは好評の床下収納はそのままに、着座位置を高くし、さらに前方のシート、ヘッドレストの形状を変更したことで開放的な視界を実現した。
旧型ステッフワゴンは2015年4月23日に発表された。クラス最大級の室内空間を実現し、「リビングを思わせる機能的な空間と、画期的な機構「わくわくゲート」の採用により、家族などで使うことが楽しくなるミニバン」と訴求していた。
「わくわくゲート」は、大開口のテールゲートに横開き式のサブドアを備えた独自機構。3列目のシートを左右に分割して床下格納できる「マジックシート」との組み合わせで、テールゲートを開けることなく 横開き式のサブドアから3列目シートへの乗り降りを可能としたほか、荷物の出し入れなども容易にしていた。旧型の大きなアピールポイントだったが、新型では採用されなかった。
旧型はモデル寿命後半の2018~21年の4年間で18万3236台を販売し、この間の月販平均台数は約3800台となっている。