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メルセデスベンツ GLC 次期型、ボディ側面が完全露出…進化のポイントは
メルセデスベンツが開発を進める主力クロスオーバーSUV『GLC』次期型の最新プロトタイプを、スクープサイト「Spyder7」のカメラが捉えた。
今回はドイツ・シュトゥットガルトでキャリカーに積み込まれる直前の姿を激写。プロトタイプは、ルーフにカバーがあり、テールゲートに保護フィルムがあるものの、側面には全く偽装がないフルヌード状態だ。写真からは、現行型から進化したデザインが見てとれる。
まずサイドミラーがAピラーの根元からドア側へ移動しており、これだけでも現行型ではないことがわかる。またベルトラインは水平ではなく、後方へ向かい緩やかにキックアップしておりスポーティに。さらにドアハンドルはドアパネルのかなり下に配置され、キャラクターラインが消滅したことでスッキリとしたサイドビューが確認できる。
一方で同時に、北欧でも2台のプロトタイプを捉えていた。エアロホイールを装着した1台は、ナンバープレートの最後にある文字「E」で示されるようにPHEVだ。最新の「C300e」から25.4kWhのバッテリーパックを流用、EV走行は62マイル(100km)以上の航続を誇る。さらに興味深いのは、こちらのGLCはドイツで捉えたプロトタイプよりさらに背が高いように見えることだ。市販モデルでどのように反映されるのか注目だ。
そのほかのパワートレインも『Cクラス』と共有するとみられ、1.5リットル直列4気筒ガソリンエンジン+マイルドハイブリッド、2.0リットル直列4気筒ディーゼル+マイルドハイブリッドなどのラインアップが予想される。またパフォーマンスモデルAMG『GLC 63』ではV型8気筒ツインターボを廃止し、2.0リットル直列4気筒エンジンとリアマウント電気モーターを備えた効率的なプラグインハイブリッドへ進化。最高出力は653psを超えると噂される。
弟分のSUVである『GLB』が7人乗りを提供しており、GLCはボディの拡大が予想される。キャビン内では、12.3インチのデジタルインストルメントクラスターや、MBUXインフォテインメント用の11.9インチのインフォテインメントディスプレイなど、Cクラスと同様のレイアウトが採用される。
GLC次期型のデビューだが、最新情報によると2022年9月または10月の可能性があるという。