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【ルノー オーストラル】アルピーヌ仕様を設定、スポーティな内外装
ルノーは3月8日、新型SUVの『オーストラル』(Renault Austral)に、「エスプリ・アルピーヌ」を欧州で設定すると発表した。
◆専用のマットグレー塗装にアルカンターラ内装
エスプリ・アルピーヌは、ルノーグループ傘下の高性能車ブランド「アルピーヌ」のDNAにインスパイアされたスポーティな内外装が特徴だ。エスプリ・アルピーヌの第一弾が、オーストラルになる。
オーストラルのエスプリ・アルピーヌでは、専用ボディカラーのサテンシェールグレーを採用した。最新のマット塗装仕上げは、タフでメンテナンスも簡単という。フロントには、グリルバーとサテングレーのスポーツブレードが追加された。アルピーヌブランドの20インチダイヤモンドカットのブラックデイトナアルミホイール、サテンブラックルーフレールも装備している。外装には、ダイヤモンドブラック、エクストラグロスブラック、アイスブラックの装飾が施された。フロントフェンダーには、エスプリ・アルピーヌのエンブレムが添えられる。
シートは、カーボンファイバーのツイル生地を使用した専用のアルカンターラ仕上げだ。アルカンターラのインサートとブルー、ホワイト、レッドのステッチが施されたナッパレザーステアリングホイールを装備した。アルミ製ペダルとドアシルには、アルピーヌのロゴが付く。
◆最新の「E-TECH」ハイブリッドは200hpのパワー
パワートレインは、ガソリンハイブリッドのみをラインナップする。パワートレインは、最新世代の「E-TECH」ハイブリッド、12Vマイルドハイブリッドテクノロジーを備えた直噴1.3リットル直列4気筒ガソリンターボ「TCe」エンジン(最大出力140hpまたは160hp)、48Vマイルドハイブリッド技術を備えた1.2リットル直列3気筒ガソリンターボTCeエンジン(最大出力130hp)で構成される。
このうち、最新世代のE-TECHハイブリッドは、1.2リットル直列3気筒ガソリンターボエンジンに電気モーターを組み合わせ、システム全体で200hpのパワーを引き出す。ドッグクラッチ式トランスミッションを採用した。
バッテリーは蓄電容量1.7kWhのリチウムイオンだ。バッテリーの電圧は、従来の240Vから400Vに引き上げられた。発進時は常にモーターのみを使う。この効果もあって、欧州仕様車の燃費は21.7km/リットル、CO2排出量は105g/kmとなる見込みだ。
◆インフォテインメントOSはグーグル「Android」
インフォテインメントの「OpenRLink」システムは、スマートフォンと同様、グーグルの「Android OS」で実行されるため、「Googleマップ」などのアプリが標準で組み込まれる。Googleの検索機能も付く。グーグルの「AndroidAuto」とAppleの「CarPlay」も利用できる。
このOpenRLinkシステムには、ルノーの「イージーリンク」の開発や顧客のフィードバックから得られたノウハウが生かされている。シンプルな操作性が重視されており、通常必要な機能の9割は、1回か2回クリックするだけで、画面に表示されるようにした。
ステアリングホイールのデザインにもこだわったという。運転する喜びとメーターの視認性を両立するのが狙いだ。ステアリングホイールは、センターコンソールをできるだけスリムにするために、多くのスイッチを付けた。また、大型のデジタルディスプレイを見やすくするために、正方形に近いステアリングホイールを採用している。