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ルノーの新型ハイブリッド車、ボルボカーズと車台共用 2024年から生産

  • 《photo by Volvo Cars》
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ルノーグループ(Renault Group)は1月21日、中国の浙江吉利控股集団(吉利)と提携を結び、新型ハイブリッド車を韓国のルノーサムスンの工場において、2024年から生産すると発表した。

浙江吉利控股集団は、スウェーデンのボルボカーズの親会社として知られる。2017年には英国のスポーツカーメーカー、ロータスカーズも傘下に収めるなど、拡大路線を歩んでいる。また、浙江吉利控股集団は2018年2月、ダイムラーの全株式の9.69%を取得し、筆頭株主になった。

今回の提携は、2つの自動車グループが低排出車を生産し、アジアのハイブリッド車市場におけるシェアを拡大する取り組みのさらなる一歩になるという。また、ルノーグループの中期経営戦略「Renaulution」の一部でもあり、ルノーサムスンブランドとそのラインナップを強化していく戦略の一環でもある。

新型ハイブリッド車は、スウェーデンの研究開発センターによって開発された吉利グループの「コンパクト・モジュラー・アーキテクチャ(CMA)」車台をベースに、吉利グループのハイブリッドパワートレイン技術を搭載する。CMAは2017年、ボルボ『XC40』に最初に搭載された。CMAは当初から、電動化を想定して設計されており、幅広い車種でパワートレイン、電装システム、さまざまな複雑な要素を同じアーキテクチャーに組み込むことを可能にしている。

新型ハイブリッド車は当初、韓国市場向けに投入されるが、将来、世界市場への輸出も計画している。ルノーグループのルカ・デメオCEOは、「このプロジェクトを通じて、吉利とルノーグループは、ルノーサムスンの過去20年間の成功を維持しながら、韓国産業にさらに貢献することが可能になる」と述べている。