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田植えも自動運転、ヤンマーがロボット農機第2弾発売へ
ヤンマーは、高精度の自動運転を実現した密苗田植機「YR8D オート仕様」を2019年2月1日に発売すると発表した。
近年、農地の集約による経営の大規模化や、就農者減少・高齢化による人手不足といった課題を抱える農業分野において、ICTを活用した作業効率化が求められている。ヤンマーではこうしたニーズに対応すべく、作業の省人化を実現する無人運転のロボット農機「SMARTPILOT」シリーズを開発し、ロボットトラクターを10月より発売。今回の密苗田植機はシリーズ第2弾となる。
新製品は、2つの自動運転モードを装備する。「直進モード」では、直進のみを自動で、旋回などの運転操作は手動で対応。「オートモード」では、自動直進に加え、旋回にともなうハンドル操作と作業機の昇降などの操作を自動で行う。これらのモードはほ場条件や作業者のスキル、作業内容に応じて設定できる。
操作・設定は防塵・防水性に優れた10.1インチのタブレットで行う。タブレット内の情報はアイコンやイラストで表示し、作業領域や経路作成、運転中の軌跡確認など、簡単な操作が可能。また、RTK-GNSSを活用し、GNSS衛星からの電波により位置情報を取得し基地局からの補正情報を受信することで誤差数センチの作業を実現する。さらにオプションでヤンマー独自の基地局を設置することで高い精度での補正情報取得が可能になる。
価格(税別)は395万5000円から554万5000円。