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欧州ホンダ HR-V に1.5ターボ「スポーツ」設定へ…日本の ヴェゼル は?

ホンダの欧州部門、ホンダモーターヨーロッパは11月29日、『HR-V』(日本名:『ヴェゼル』に相当)の2019年モデルに、182psの1.5リットルターボエンジンを搭載する「スポーツ」を設定すると発表した。

2019年モデルのHR-Vのハイライトは、現時点で日本向けのヴェゼルには設定されていない1.5リットルターボエンジンの先行搭載にある。今回発表されたスポーツには、1.5リットル直列4気筒ガソリン「VTEC」ターボエンジンの強化版を搭載する。スペックは6速MTが最大出力182ps/5500rpm、最大トルク24.5kgm/1900~5000rpm、CVTが最大出力182ps/6000rpm、最大トルク22.4kgm/1700~5500rpmを発生する。

スポーツグレードでは、ボディ剛性、サスペンションコントロール、ステアリングフィーリングのバランスを最適化することを目的に、「パフォーマンスダンパー」を採用する。このダンパーシステムは、横方向とねじりの動きを抑え、急な車線変更時の車両の安定性を高め、荒れた路面での振動を低減する。

ステアリング系には、ホンダの「アジャイル・ハンドリング・アシスト」技術を導入した。これは、ドライバーのステアリング操作に応じて、4輪それぞれに軽いブレーキをかけることで、車両の動きを滑らかにし、コーナリングの安定性を高めるシステムだ。

スポーツグレードには、専用のフロントリップスポイラー、サイドスカート、ホイールアーチモールディング、専用リアバンパー、ブラックグリル&ドアミラー、デュアルエキゾーストパイプ、18インチアルミホイールなどを装備する。LEDヘッドライトも標準装備され、LEDウインカーとLEDデイタイムランニングライトが組み込まれる。テールライトはスモーク仕上げだ。室内には、ブラック&ダークレッドのスポーツシートが装備されている。