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ホンダ ステップワゴン 新型、1月7日にプレミア…5代25年の歴史[写真40点]
ホンダは12月10日から、新型『STEP WGN(ステップワゴン)』に関する情報を公式サイトで先行公開している。デザインを初公開するジャパンプレミアイベントを1月7日にオンラインで開催し、発表・発売は春を予定している。
ステップワゴンは、使う人の生活をより楽しく豊かに広げることを目指す「クリエイティブムーバーシリーズ」として1996年5月にデビュー。初代モデルの発売から2021年で25周年を迎えた。家族みんなが満足することをめざした歴代モデルは、広く多彩なアレンジが可能な室内空間などのユーティリティが好評だ。
●初代ステップワゴン
ホンダは、家族みんなの使い勝手を追求した、FF1.5BOXライトミニバンの初代ステップワゴンを、1996年5月8日に発表、10日に発売した。初代ステップワゴンは、ホンダの持つ乗用車技術をベースとして、5ナンバーで最大クラスの室内空間を確保した。当時のホンダは市場のミニバンブームに乗り遅れ、乗用車の生産ラインで作れる最大寸法として開発された。累計約47万台を販売した。
●2代目ステップワゴン
2代目は、2001年4月5日に発表、6日に発売した。コンセプトは「子供を中心とした家族のバンザイ」。新型ステップワゴンは、子供の視点からクルマを見つめるという発想で「広さと機能を追求した空間設計」、「心地よさと経済性と扱いやすさを融合させた走り」、「空間の広さや楽しさを映すスタイリング」の3つの要件を満たすよう開発された。
●3代目ステップワゴン
3代目は2005年5月26日発表、27日発売。低床・低重心化によって扱いやすいボディサイズとゆとりの室内空間、セダン感覚の走行性能と乗り心地の実現に加え、乗用ミニバン初のフローリングフロアなど、新たな価値を提案した。次世代のユーティリティ価値(Nextユーティリティ)をミニバンにおいて実現することをめざし、「使って、過ごして、走って楽しい“FUN-derful Mover(ファンダフル・ムーバー)”」が開発コンセプトだった。
●スパーダ追加
ホンダはステップワゴンをマイナーモデルチェンジするとともに、スポーティで迫力あるエアロフォルムの新タイプ「スパーダ」を追加、2007年11月1日に発売した。「ステップワゴンスパーダ」は、低全高フォルムをさらに専用のエアロフォルム・バンパーやクリアアウターレンズテールランプ、16インチアルミホイールなどを装備するとともに、専用チューニングサスペンションを設定していた。
●4代目ステップワゴン
4代目は、「みんなの楽」=“皆楽”をキーワードに、ホンダ独自の低床・低重心パッケージをベースとし、家族みんなが楽しく、楽に移動できるクルマをめざして開発された。クラス最大の室内空間を確保し、クラス初の3列目床下格納シートにより使い勝手を向上し、さらにクラストップの燃費性能を実現した。「ステップワゴン」(標準タイプ)は2009年10月9日、「ステップワゴンスパーダ」は23日の発売。
●5代目ステップワゴン
5代目ステップワゴン&ステップワゴンスパーダは2015年4月23日発表、24日に発売。新開発の直噴1.5L VTEC TURBOエンジンを搭載し、リビングを思わせる機能的な空間と、画期的な機構「わくわくゲート」採用により、家族などで使うことが楽しくなるミニバンを意図した。
わくわくゲートは、大開口のテールゲートに横開き式のサブドアを備えた独自の機構だ。3列目シートを左右に分割して床下格納できる「マジックシート」との組み合わせで、テールゲートを開けることなくサブドアから3列目シートへの乗り降りを可能とするほか、荷物の出し入れなども容易にした。
5代目発表からしばらく経った2015年の年末からサイトやニュースリリースなどの文章で「STEP WGN(ステップ ワゴン)」と表記されるようになった。
●ハイブリッド追加
5代目ステップワゴンは2017年9月28日にマイナーモデルチェンジを発表、29日に発売された。モデルチェンジでは、スパーダについて、外観を変更するとともに、2モーターハイブリッドシステム「SPORT HYBRID(スポーツハイブリッド) i-MMD」搭載仕様を設定した。また、安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダセンシング)」が全タイプに標準装備された。2モーターハイブリッドシステムは、2020年の初頭のマイナーチェンジから「e:HEV(イーエイチイーブイ)」の名称で展開されるようになった。