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ロールスロイス史上初のEV『スペクター』市販型をスクープ!ヘッドライトはやっぱり二段式?

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ロールスロイスが現在開発を進める、ブランド初のフルエレクトリックモデル『スペクター』の市販型プロトタイプを、スクープサイト「Spyder7」のカメラが捉えた。

スペクターの初期プロトタイプは、2020年9月にティザーイメージとして公式リリースされたが、市販型プロトタイプを捉えたのはこれが初めて。フルカモフラージュながら、ティザーイメージでは隠されていた細部も確認することができる。

画像からは、ロングノーズ、傾斜したルーフラインなど『レイス』を彷彿させるシルエットが見てとれる。またフロントエンドには、ロールスロイスグリルとADASセンサーを収納するワイドな下部エアインテークを装備するほか、フロントスプリッターや、BMWで話題の上下分割したスプリットヘッドライトらしきものが確認できる。

側面では、後部にヒンジを持つコーチドアが採用されていることがわかるほか、サイドシル、市販型ホイールが装着されている。リアエンドには、フロントスプリッターやサイドシルと同色のディフューザーを備えるリアバンパーエクステンションを装着。縦に並んだLEDテールライトは、その周りにカモフラージュと思われる膨らみがみえるため、実際のデザインは異なる可能性が高い。

スペクターは、BMW『i4』や『iX』などBMW最新のEVモデルを支える「CLAR」プラットフォームではなく、ロールスロイスの『カリナン』、『ゴースト』や『ファントム』に使用されている「Architecture of Luxury」アルミニウムスペースフレームが採用されている。フロントオーバーハングが異様に長いのも特徴だ。

EVスペックの詳細は不明だが、デュアルモーターを搭載し、最高出力600psオーバー、最大トルク765Nmを発揮、全輪駆動となることが予想されており、2023年末に発売が期待されている。