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トヨタのビッグセダン『アバロン』、スポーティグレード設定…米2022年型

  • 《photo by Toyota》
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トヨタ自動車の米国部門は12月23日、2022年モデルの『アバロン』(Toyota Avalon)に、スポーティグレードとして、「ツーリング」を設定すると発表した。

◆専用チューニングの足回り
ツーリンググレードは、ドライビングダイナミクスを求める顧客のニーズに応えたスポーティグレードだ。足回りには、専用チューニングの大径スタビライザーやスプリング、ワイドタイヤなどを採用する。

外観は、前後バンパーやフロントグリルなどが専用デザインとなり、アグレッシブさを強調した。フロントグリルは、メッシュのピアノブラック仕上げとなる。トランクにはスポイラーが付き、足元は専用デザインのグロスブラックアルミホイールで引き締められた。デュアルエグゾーストも付く。LEDヘッドライト&テールランプは、スモーク仕上げとしている。

インテリアには、アルミ製のトリムが添えられた。シートの素材には、「SofTex」と「Ultrasuede」を組み合わせている。

◆3.5リットルV6エンジンは最大出力301hp
パワートレインは、2種類から選択可能だ。2.5リットル直列4気筒ガソリン+モーターのハイブリッドと、3.5リットルV型6気筒ガソリン自然吸気エンジンが用意されている。このうち、V6は最大出力301hp/6600rpm、最大トルク36.9kgm/4700rpmを引き出す。

このエンジンは、吸気側に「VVT-iW」、排気側に「VVT-i」を採用した。VVT-iWシステムは、エンジンをアトキンソンサイクルに切り替えることが可能。吸気バルブの閉じるタイミングを遅らせることでポンプ損失を減らし、燃費性能を向上させることができるという。

2022年モデルの全車に、先進運転支援システム(ADAS)として、「トヨタ・セーフティ・センス」が標準装備されている。2022年モデルでは、「トヨタ・セーフティ・センス2.5+」となり、従来のシステムに、道路標識アシストとレーントレースアシストが追加された。

歩行者検知機能付きプリコリジョンシステム、ダイナミックレーダークルーズコントロール、ステアリングアシスト付きレーンディパチャーアラート、自動ハイビームも装備されている、リアクロストラフィックアラートを備えたブラインドスポットモニターとリアクロストラフィックブレーキを備えたインテリジェントクリアランスソナーも、全車に標準装備した。

標準のバックアップカメラに加えて、ツーリングには、境界スキャン機能付きの鳥瞰図カメラをオプション設定した。このシステムは、フロント、サイド、リアに取り付けられたカメラを使用して、上から見た複合ビューを、車載ディスプレイに表示する。

◆セグメント最大の10インチヘッドアップディスプレイ
ドライバーの正面には、7インチのマルチインフォメーションディスプレイ(MID)を配置し、車両情報、ターンバイターン方式のナビゲーション、各種車両設定が表示される。表示される情報には、トヨタ・セーフティ・センス2.5+、インテリジェントクリアランスソナー、リアクロストラフィックアラート、ヘッドアップディスプレイを備えたブラインドスポットモニターが含まれている。

リミテッドには、セグメント最大の10インチヘッドアップディスプレイ(HUD)を装備した。車両の速度とエンジン回転数、ターンバイターン方式のナビ、オーディオ設定、走行モードなどの情報をフロントガラスに投影する。

グーグルの「AndroidAuto」、Appleの「CarPlay」、アマゾン(Amazon)の音声アシストの「アレクサ(Alexa)」は、すべてのグレードに標準装備された。ツーリングには、JBL製の14スピーカーを備えたトヨタプレミアムオーディオを標準装備している。

「Toyota Remote Connect」では、スマートウォッチやAmazonAlexa対応デバイスを接続できる。ドライバーは、「Apple Watch」などのスマートウォッチ、Amazon Alexa対応デバイスを通じて、車両のドアのロックとロック解除、エンジン始動、燃料残量の確認を行うことができる、としている。