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曲線ボディくっきりと…メルセデスベンツ『EQE SUV』最終デザインが見えてきた

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メルセデスベンツが2022年内に投入すると思われるEVのうちの1台、『EQE SUV』の最新プロトタイプをスクープサイト「Spyder7」のカメラが捉えた。

極寒のスカンジナビアでキャッチした車両は、未だボディを完全にカモフラージュしている。しかし、曲線的なフロントエンド、ヘッドライトを側面に配置したグリル、流線型のボディワークと滑らかなフロントガラスを見ることができる。

側面では、リアへと向かい上昇するベルトラインや、フラッシュマウント・ドアハンドルを確認。後部では、リフトゲートに取り付けられたスポイラーと、直立したリアエンドが見てとれる。最大の注目は、市販型と思われるLEDヘッドライトとテールライトの装着だろう。ヘッドライト内の上部にはLEDデイタイムランニングライトも確認できる。

キャビン内の画像はないが、3本スポークのステアリングホイール、フローティングセンターコンソール、MBUXハイパースクリーンを装備、後者は12.3インチのデジタルインストルメントクラスター、17.7インチのインフォテイメントシステム、及び助手席用の12.3インチディスプレイで構成され、EQEセダンと似たレイアウトが期待できるだろう。

市販型では、「EV2」アーキテクチャを採用し、EQEとパワートレインを共有。90.6kWhまたは107.8kWhのリチウムイオン電池パックを搭載し、後輪駆動と全輪駆動で提供されることが予想される。「350」では、最高出力288ps、最大トルク530Nmを発生するリアマウントのe-モーターを搭載。全輪駆動の4MATICモデルの詳細は不明だが、フロントアクスルに2つ目のモーターを追加することで出力は向上するはずだ。

EQE SUVのワールドプレミアは2022年内とみられる。BMWの電動SUV『iX』などと競合することになりそうだ。EQE SUVは、兄貴分の『EQS SUV』、ガソリン燃料の『GLE』、『GLEクーペ』、『GLS』らと一緒に米タスカルーサ工場で生産される予定だ。