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アウディの新型電動SUV『Q6 e-tron』、冬テスト仕様を目撃…600馬力「RS」設定も?
アウディが現在開発中の新型EVクロスオーバーSUV、『Q6 e-tron』市販型の最新プロトタイプをスクープサイト「Spyder7」のカメラが捉えた。
厳冬のスウェーデン北部で目撃したプロトタイプ車両は、ウィンタータイヤを装着していた。ヘッドライトやテールライトはダミーコンポーネントがはめ込まれているが、際立つショルダー、緩やかに傾斜した空力ルーフライン、ワイドなリアアーチなどが見てとれる。北ヨーロッパの冬の夜の視認性を高めるため、フロントグリルにLEDライトバーが装着されているが、これはウィンターテスト期間限定の装備だろう。
市販型ではポルシェと共同開発した「PPE」プラットフォームを採用するVWグループ最初のモデルの1つなり、次世代ポルシェ『マカン』と多くのコンポーネントを共有することになる。このアーキテクチャは、「MEB」では採用できない、350kWhの充電、エアサスペンション、後輪ステアリング、及びトルクベクタリングをサポートする。
全く新しいプラットフォームにもかかわらず、最終的にはより大型の『e-tron』と、コンパクトな『Q4 e-tron』からの流れを汲んだエクステリアデザインで登場するだろう。寸法的には『Q5』とほぼ同じサイズになるが、PPEが提供するスマートなパッケージングのおかげで、車内は1クラス上の『Q7』と同等レベルになると予想されている。
EVスペックは不明だが、シングルモーターとデュアルモーターバージョンを提供し、システム合計476psを発揮すると思われる。また最新情報によると、最高出力600ps、最大トルク830Nmを叩き出す最強モデル「Q6 e-tron RS」が設定される可能性もありそうだ。
Q6 e-tron市販型のワールドプレミアは2022年。ドイツのインゴルシュタットで生産される。