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アウディ Q8 にEV「e-tron」、2026年から生産へ
フォルクスワーゲングループは12月9日、アウディが2026年からベルギー・ブリュッセル工場において、『Q8 e-tron』(Audi Q8 e-tron)を生産すると発表した。
Q8 e-tronは、アウディのフラッグシップSUV『Q8』に追加されるEVバージョンだ。Q8には現在、電動モデルとして、プラグインハイブリッド(PHV)が欧州で用意されている。2026年にEV版のQ8 e-tronを追加することで、ブランドの電動化を加速させる。
現行Q8のPHVには、直噴ガソリンターボエンジンを基本にした新世代のPHVシステム「TFSI e」が搭載される。直噴3.0リットルV型6気筒ガソリンターボ「TFSI」エンジンに、モーターを組み合わせたPHVシステムだ。
モーターは、エンジンと8速「ティプトロニック」トランスミッションの間にレイアウトした。「55 TFSI eクワトロ」グレードの場合、エンジンとモーターを合わせたPHVシステム全体で、381psのパワーと61.2kgmのトルクを引き出し、4輪を駆動する。55 TFSI eクワトロは、0~100km/h加速5.8秒、最高速240km/h(リミッター作動)の性能を発揮する。
さらなる高性能を望む顧客には、「60 TFSI eクワトロ」グレードが用意される。直噴3.0リットルV型6気筒ガソリンターボTFSIエンジンは強化されており、これにモーターを組み合わせた。60 TFSI eクワトロでは、エンジンとモーターを合わせたPHVシステム全体で、462psのパワーと71.4kgmのトルクを引き出し、4輪を駆動する。強力なPHVシステムを得た60 TFSI eクワトロは、0~100km/h加速5.4秒、最高速240km/h(リミッター作動)の性能を可能にしている。