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【三菱 デリカD:5 新型】新グレード「アーバンギア」は「ローデスト」と違うのか?
正式発表に先だって11月21日から注文予約の受け付がはじまった三菱の新型デリカD:5。新型のバリエーションには2本の柱があり、1本が標準仕様、もう1本が「アーバンギア」と呼ぶスタイルである。
配布された仕様によると、「アーバンギア」の狙いは「よりフォーマルで都会的な方向へと進化させ、新たなマーケットを開拓」することだという。高級感やオシャレ感、そして洗練性をクルマに求め、小学生未満の小さな子供のいるファミリーをメインターゲットにしているそうだ。
この「アーバンギア」はいわば“エアロ仕様”だが、従来のデリカD:5には「ローデスト」というエアロ仕様が用意されていた。果たして、名前の変更は方向性の変化を表しているのだろうか?
「考え方としては全く別で、『ローデスト』はアクセサリーパーツを装着したカスタマイズ仕様からカタログモデルへと昇格した仕様。いっぽうで今回の『アーバンギア』は、最初から新しいパッケージのクルマを作ろうと狙って標準車と同時に開発し、デザインもおこないました。いうなればアプローチが違うのです」
“ローデストの後継と考えていいのでしょうか?”という質問に対して、三菱自動車商品戦略本部で新型デリカD:5の開発をまとめた大谷洋二さんはそう教えてくれた。「ただ、これはあくまで開発側の話で、お客様側からすれば同じ『エアロ仕様』かもしれませんね」(大谷さん)。
「アーバンギア」は専用グリルを組み合わせたエアロスタイルのエクステリアに、専用デザインの18インチホイールをセット。インテリアでは、パール杢という艶のある黒木目調のパネルをコーディネートしてプレミアム感を演出している。