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トヨタ ライズ、100%電気モーター駆動のハイブリッド車を設定
トヨタ自動車は、コンパクトSUV『ライズ』にハイブリッド車を追加するなど一部改良し、11月1日より販売を開始した。
ライズ ハイブリッドは新開発の1.2リットル「e-スマートハイブリッド」をFF車に搭載。エンジンを発電専用とし、その電力を使用し100%モーターで走行するシリーズハイブリッド方式を採用する。小排気量でシンプルな構造とコンパクトなサイズを実現し、最高出力106ps/最大トルク170Nmを発生。低・中速走行に強く、街乗りでの使用頻度が高い小さなクルマに適したハイブリッドシステムとなっている。
e-スマートハイブリッドは、走り出しから最大トルクを発揮するモーター駆動ならではのレスポンスの良さ、なめらかな加速で、街乗りでの電気自動車(EV)のような走行フィールを提供する。アクセル操作のみで車速をコントロールできるスマートペダル(S-PDL)を採用。加減速を繰り返す街中や下り坂などで、アクセルからブレーキへの踏みかえ頻度が減り、ドライバーの負担を軽減しつつ軽快な走りを実現する。環境性能にも優れ、コンパクトSUVクラストップレベルの低燃費、28.0km/リットル(WLTCモード)を達成する。
一方、ガソリン(FF)車は従来の1.0リットルターボからクラストップレベルの熱効率を実現した新開発1.2リットルエンジンに変更。20.7km/リットル(WLTCモード)の低燃費と高い動力性能を両立したほか、低速域での加速性を向上させた。
また、予防安全機能「スマートアシスト」を全車標準装備化とした。夜間の対歩行者検知を可能とした衝突警報及び衝突回避支援機能を拡充したほか、標識認識機能(進入禁止/最高速度/一時停止)で見逃し予防をサポート。電動パーキングブレーキの採用により、全車速追従機能付アダプティブクルーズコントロール(ACC)に停止保持機能を追加し、長距離運転時の渋滞なども快適にサポートする。
このほか、キーを持って施錠状態の車両に近づくとルームランプが点灯するウェルカムランプ機能を標準装備。ハイブリッド車には降車後の足元を照らすヘッドランプ点灯延長機能を標準装備した。さらに、アクセサリーコンセント(AC100V・1,500W/非常時給電システム付)を設定。外板色にスムースグレーマイカメタリックを設定した。
価格はガソリン車が170万7000円から229万9200円、ハイブリッド車が216万3000円から232万8000円。