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ZMP、複数のセンサー同時計測できるADAS開発向け新システムを発売 カスタマイズも可能
ZMPは11月20日、走行データ取得ソリューション「ロボテスト」サービスの新メニューとして、カスタマイズ可能な車載統合計測システムを発売すると発表した。
昨今、先進運転支援システム(ADAS)市場の活性化や自動運転技術の開発が進む中、開発における公道での走行データ取得が重要となってきている。これに伴い使用するセンサーの種類も多岐にわたり、設計から開発までの技術工数、データ計測工数ともに増大している。
ZMPではデータ取得ニーズに対して、走行データ取得ソリューション ロボテストを提供。計測システムの設計から車両への実装、ドライバーのアサイン、データ後処理までを一気通貫で提供することで顧客の手間の大幅な削減を実現してきた。今回、ロボテストのプロジェクトを通して要望の多かった、複数種類のセンサーに関して簡単操作で同時計測できる「車載統合計測システム」を販売する。
車載統合計測システムは、計測用ロギングコンピューターと、車両CAN情報、車内外撮影カメラ、レーザーセンサー、位置・姿勢情報などのセンサーを組みわあせたシステム。独自開発したロギングアプリケーションを使用することで、各種センサーの同時計測開始機能やロギング状態の確認などの基本的な機能を備えている。また、使用センサー数や種類、データフォーマットは、顧客の要望にあわせたカスタマイズが可能。搭載可能な機材は、ZMPで計測実績のあるセンサーのほか、顧客が保有するセンサーをZMPが受け取りセットアップを行い納品することもできる。
車載統合計測システムを利用することで、システム設計・開発期間、オペレーション工数やデータ解析の時間を大幅に軽減。ADASの効率的な開発が可能となる。