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1/10ロボットカーで交通シミュレーション…ZMPが導入パッケージ発売
ZMPは、交通シミュレーション等の研究開発向けに、自動運転/AI技術開発用ロボットカー「RoboCar 1/10X」の複数台導入パッケージの販売を10月26日より開始する。
自動運転が走行する社会では、自動運転車が複数台走行していたり、自動運転車とマニュアル運転車が混在する空間などが想定される。多くの車両を用いた実験は場所やコストの制約があるため、コンピュータシミュレーションが利用されているが、実世界での様々な事象を再現するには限界がある。今回発売する複数台導入パッケージを活用することで、カメラやLiDARからのノイズも含まれたデータによる認識や制御アルゴリズムなど、シミュレーションでは再現が難しい要素も実験が可能となる。
RoboCar 1/10XはNVIDIA Jetson Xavier開発キットを採用し、ROS(Robot Operating System)に対応した1/10スケールのロボットカーで、単眼カメラ、前後にLiDAR、加速度・ジャイロセンサー、エンコーダを搭載。昨年12月の販売開始以来、自動運転・AI技術の開発や研修・教育用途で自動車/部品メーカー、大学等の研究教育機関にて導入されている。
複数台導入パッケージには充実したサンプルアプリケーションが含まれ、自動運転と同様SLAMにて生成したMAP上を自動走行可能。また自動運転車とマニュアル運転車の混在空間での実証にも対応する。サンプルアプリケーションとしてGazeboシミュレータとの連携も可能。交通環境シミュレーションから物理的な実証まで一気通貫した研究開発を実現する。
価格(税別)は1800万円、年内導入の場合は20%オフで提供する。またアカデミックは1440万円で年内導入の場合は10%オフとなる。