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顔認証AIでキャッシュレス決済、岐阜市で自動運転バスの実証実験

  • 《写真提供 トリプルアイズ》
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トリプルアイズと岐阜市役所、岐阜ダイハツ販売、パナソニック カーエレクトロニクス、Facetyの5者は共同で、顔認証AIを用いた自動運転バスでのキャッシュレス決済の実証実験を10月23日より開始した。

岐阜市は公共交通機関への自動運転技術の導入を目指し、2019年より3年連続で市民参加型の実証実験を実施。今年度は昨年の実験時よりも運転手が操作する機会を減らすことを目標に掲げ、運転席やハンドル、アクセル、ブレーキペダルのない小型バスタイプのフランス製自動運転車両『NAVYA ARMA(ナビヤ アルマ)』を採用する。

実証実験では、10月23日から9日間、NAVYA ARMAに人を乗せ一般道を走行。自動運転バスの走行検証と同時に、顔認証によるキャッシュレス決済の実験を行う。顔認証AIエンジンには、トリプルアイズの画像認識プラットフォーム「AIZE(アイズ)」を採用。AIZEは世界最大級の512次元の特徴量を顔画像から検出、個別認識でき、マスク着用時にも98%以上の確率で本人認証をする精度を誇る。

実験参加者は事前にiPad等のカメラで顔画像を撮影してAIZEに登録する。バスに据え付けられたタブレットで顔認証をすると、クラウド上のAIZEで画像を解析。事前登録された人物と同一の場合は「ご乗車ありがとうございます」というメッセージとともに運賃を画面上に表示し、キャッシュレス決済が行われたことが確認できる。また顔認証と同時に検温も実施。バス内の感染症対策にも寄与する。