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【トヨタ ランドクルーザー 新型】ジェイテクトの第3世代円すいころ軸受ハブユニットを日本初採用

  • 《写真提供 ジェイテクト》
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  • 《写真提供 トヨタ自動車》
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ジェイテクトは、「トルセンLSD タイプB」、「トルセンLSDタイプC」、「第3世代円すいころ軸受ハブユニット」がトヨタ自動車の新型『ランドクルーザー』に搭載されたと発表した。

トルセンLSDとは、自動車の旋回時に左右輪もしくは前後輪のトルクを最適配分する駆動装置であるLSD(リミテッドスリップデフ)の一種。タイプBは左右輪の、タイプCは前後輪のトルク配分を最適化する。ハブユニットは車輛とタイヤを繋ぐホイール部に使用。車の重量を支え、外部からの負荷を受けながらタイヤを円滑に回転させる。今回搭載された3製品の内、第3世代円すいころ軸受ハブユニットは日本初採用および、国内初の量産となった。

乗用車用のハブユニットは、複列アンギュラボールベアリングが採用されたものが主流となっているが、大型SUVや商用車では、乗用車に比べ車両が重いうえに、より長寿命が要求されるため、負荷容量の大きい円すいころ軸受を用いたハブユニットが使用されている。近年、自動車業界を始めとしたモノづくり業界を取り巻く環境は、カーボンニュートラル達成に向け、これまで以上に環境負荷低減が求められている。

ハブユニットは、従来の構造である第1世代から、車両との取り付けを容易にするためのフランジを追加しながら第2世代、第3世代と進化している。今回、軸受とハブシャフトが別体だった第2世代円すいころ軸受ハブユニットから、軸受とハブシャフトを一体とした3世代化を実現。軸強度が向上するとともに、ASSYとして従来品より11%の軽量化を達成した。また、3世代化により軸受外径の縮小が可能となり、外輪印ろう外径を従来品より5%小型化、低トルクグリース及びシールリップ形状最適化でトルクの16%低減を実現。車両の燃費や静粛性の向上、快適な走りに貢献している。