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スバル レガシィアウトバック 新型発表…クロスオーバーSUV、価格は414万7000円より

  • 《写真提供SUBARU 》
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SUBARU(スバル)は10月7日、7年ぶりのフルモデルチェンジとなる新型『レガシィアウトバック』(日本仕様)を正式発表した。価格は414万7000円より。

レガシィアウトバックは1995年、乗用車とSUVを融合させたクロスオーバーSUVとして北米市場で誕生。以来、どこまでも走り続けられるような安心感と快適性、効率的な積載性、質感の高い内装など、本質的価値を磨き続けてきた。新型の開発コンセプトは「知的好奇心を刺激し、新たな発見を促すクロスオーバー」。歴代モデルが培ってきた価値に最新の技術を組み合わせることで、さらなる進化を遂げている。

◆高度運転支援システム「アイサイトX」を全車標準装備

新型レガシィアウトバックは、安全性を向上させた「新世代アイサイト」を全車標準装備する。広角化した新開発のステレオカメラに加えて、前後4つのレーダーを組み合わせることで360度センシングを実現。ソフトウェアの性能向上や、電動ブレーキブースターの採用などにより、前側方プリクラッシュブレーキや前側方警戒アシスト、緊急時プリクラッシュステアリング、エマージェンシーレーンキープアシストなど、これまで以上に幅広いシーンで安全運転をサポートする。

また、高精度マップを活用した新開発の高度運転支援システム「アイサイトX」を全車標準装備する。一定の条件を満たした自動車専用道路にて、GPSや準天頂衛星システム「みちびき」などからの情報と、車線単位の道路情報を持つ3D高精度地図データを組み合わせることで、自車位置を正確に把握。運転支援機能を大幅に拡張する。作動条件が揃うとメーターにアイコンが表示され、ステアリングのスイッチを押すとシステムが作動。渋滞時(0km/h~約50km/h)のハンズオフアシストや発進アシスト、カーブや料金所前での速度制御、車線変更アシストなど、自動車専用道路でのドライビングをサポートする。さらにドライバー異常時対応システムも装備。ドライバーに異常が発生したと判断した場合、徐々に減速・停止し、ハザードランプやホーンで周囲に知らせる。

このほか、24時間365日コールセンターとつながるコネクティッドサービス「SUBARU STARLINK」、緊急時に車内のSOSボタンを押すだけでコールセンターにつながる「SUBARU SOSコール」、衝突事故発生時に自動通報する「ヘルプネット」、車両故障などのトラブル時に専用ボタンでコールセンターにつながる「SUBARU iコール(安心ほっとライン)」など、「つながる安全」でさらなる安心感を提供する。

衝突安全性能も進化。衝突エネルギー吸収率を高める「スバルグローバルプラットフォーム」、衝突時の変形防止を図る「新環状力骨構造ボディ」を掛け合わせ、世界トップレベルの衝突安全性能を目指している。さらにフロントフレーム下に前面衝突時の衝撃をより効果的に分散させるセカンドロードパスを採用。自車の衝突安全性を高めるとともに、衝突相手車両の被害軽減を図っている。

◆新世代1.8リットル水平対向4気筒直噴ターボエンジンを搭載

パワーユニットは、従来の2.5リットルからダウンサイズした新世代1.8リットル水平対向4気筒直噴ターボエンジンを採用する。日常での扱いやすさを重視し、低回転域から300Nmの高トルクを発生。アクセルを踏み込むとしっかりとした加速感が得られ、高速道路上での合流や追い越しなども気持ち良く行うことができる。少ない燃料でより多くのエネルギーを生み出すリーン燃焼などを採用し、優れた環境性能も実現。レギュラーガソリン仕様のため経済性にも優れている。

トランスミッションは、変速ショックのない滑らかな加速と、リニアなレスポンスを提供する新型リニアトロニックを採用。変速比幅の拡大によって、発進時の力強い加速や高速巡航時の燃費性能が向上したほか、優れた静粛性も実現した。さらに8速マニュアルモードを採用し、操る愉しさもと高めている。またスバルグローバルプラットフォーム+フルインナーフレーム構造等による車体剛性の最適化で、動的質感と衝突安全性能を大幅に向上させた。

◆アクテイブかつタフなイメージを強調

デザインコンセプトは「Active & Tough」。一目見てアクティブ性能を感じられるデザインを目指した。フロントビューは、大型化したグリル開口部を中心にダイナミックな造形とした。また、クラッディングを拡大することで、タフで力強いイメージを演出。フロントマスク全体を精悍なデザインに仕上げた。サイドビューはボディパネル面に厚みとボリューム感を持たせ、安心感やタフさを表現。立体感を強調したリヤコンビネーションランプなどにより、「頼もしさ」に加え、先進的でシャープなイメージを表現した。ボディカラーは新色「ブリリアントブロンズ・メタリック」、「オータムグリーン・メタリック」、「サファイアブルー・パール」を含む全9色を設定する。

インテリアは伸びやかな連続造形で開放感を表現したアッパーエリアと、適度な包まれ感を演出したロアエリアとのコンビネーションでレガシィ アウトバックらしい室内空間を表現。また大型ディスプレイとフル液晶メーターで、フラッグシップに相応しい先進感も表現した。シートは表面についた水分が染み込みにくい撥水ポリウレタンシートをベースグレードの「X-ブレーク EX」に標準装備するほか、しなやかで自然な触感が心地良いナッパレザーを使用した本革シートを上級グレード「リミテッドEX」にオプション設定した。

さらに11.6インチセンターインフォメーションディスプレイや、12.3インチフル液晶メーターで構成するデジタルコックピットを採用し、運転に必要な情報の認知から操作を、よりスマートにサポート。フロント6個、リヤ4個のスピーカーとウーファーからなるハーマンカードンサウンドシステムにより、乗る人すべてに高品位で臨場感あふれるステレオサウンドを提供する。