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BMWの新型車、大型グリルで大胆に変身
BMWは10月6日、新型『2シリーズ・アクティブツアラー』を欧州で発表した。BMWの小型MPVに、2世代目モデルが登場している。
新型2シリーズ・アクティブツアラーでは、シンプルに使える機能や快適性、装備の充実という点で、従来モデルやライバル車を上回る、と自負する。新型は、アクティブでライフスタイル志向のターゲットユーザーにとって魅力的な提案になるという。
◆7シリーズやX7を連想させる大型キドニーグリル
新型のフロントマスクには、大型のキドニーグリルが装備された。BMWの最上位モデルの『7シリーズ』や『X7』を連想させるデザインとした。スリムなヘッドライトは、フルLEDが標準となる。コーナリングライト機能、マトリックスハイビーム、アーバンライト、高速道路のビームパターン、悪天候用ライトを備えたアダプティブLEDヘッドライトは、オプションで選択できる。
従来型に対して大きくなったサイドウィンドウグラフィック、フラッシュフィットのドアハンドル、スリムなCピラーが、新型のダイナミックなシルエットを演出する効果を発揮する。 Aピラーの周りに新たに設けられたドアショルダーが、視認性を大幅に向上させているという。新型のリアには、横長でスリムなLEDテールライトを装備した。エキゾーストテールパイプは、リアバンパーに組み込まれている。
グレードに応じて、16インチや17インチのアルミホイールが標準装備された。オプションで最大19インチのアルミホイールを設定する。新型では、「ラグジュアリーライン」トリムをオーダーできる。ボディカラーには、2種類のソリッド仕上げと9種類のメタリック仕上げが用意されている。
◆新世代EVの『iX』からヒントを得たインテリア
新型のインテリアはキャビンの形状など、新世代EVの『iX』からヒントを得ている。スリムなインストルメントパネル、「BMWカーブドディスプレイ」、コントロールパネルを備えたフローティングアームレストが採用された。スイッチの数は、従来型に対して削減された。これらにより、プログレッシブかつプレミアムな雰囲気を追求している。
アームレストの下のスペースは収納コンパートメントとして利用できる。その前のエリアには、ゆったりとしたサイズのカップホルダーと、スマートフォンホルダーが設けられた。オプションで、スマートフォンのワイヤレス充電システムが選べる。
最大5名が乗車できる新型は、長距離を移動する時に、従来モデルよりも優れた快適性を追求する。新開発のマルチアジャスタブルシートを装備した。オプションで「Sensatec」パーフォレイテッドレザーや「Vernasca」レザー内装、スポーツシート、電動シート調整(メモリー機能付き)、ランバーサポート、マッサージ機能が用意される。運転席と助手席の間には、新開発のインタラクションエアバッグが装備されている。
◆後席に最大130mmの前後スライド機構
後席には、最大130mmの前後スライド機構が備わる。これに、3分割で倒せる背もたれを組み合わせて、多彩なシートアレンジを可能にした。トランク容量は、後席が通常の状態で415~470リットル。後席を倒せば、1405~1455リットルに拡大する。自動テールゲートを標準装備した。
新型には、「BMW Maps」ナビゲーションシステムを標準装備した。センターコンソールには4つのUSB-Cポート、トランクには12V電源が備わる。2ゾーンオートエアコン、スポーツレザーステアリングホイール、オートヘッドライト、レインセンサー、リバースアシストカメラによるパークアシストを採用した。先進運転支援システム(ADAS)も従来型に対して、強化されている。
高品質のインテリアトリムストリップをはじめ、インストルメントパネルとフロントドアショルダーのSensatec仕上げ、コントラストステッチがオプションで用意された。ミラーパッケージ、アンビエントライト、パノラマガラスサンルーフ、ハーマンカードン製サウンドシステムも選択できる、としている。