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メルセデスベンツ Cクラス 次世代型、PHEVはEV走行100kmを実現へ
メルセデスベンツの屋台骨を支える、欧州Dセグメント・サルーン『Cクラスセダン』次世代型プロトタイプを、スクープサイトSpyder7のカメラが初めて捉えた。
キャッチした初期テスト車両は、完全にカモフラージュされおりディテールは不明だ。唯一わかるのは、鋭く釣り上がったヘッドライトや、現行モデルよりCピラーが湾曲している点だろう。
次世代型では、軽量に特化した「MRA2アーキテクチャ」(メルセデス・リアホイール・アーキテクチャの第2世代)を採用。同ブランド「EQ」シリーズに採用される「EVA」(電気自動車アーキテクチャ)と一部のコンポーネントを共有する。ボディサイズは、現行モデルとほぼ同サイズが予想される。
次世代型の運転支援システムでは、『Sクラス』の「リモートパーキングアシスト」搭載が予想される。車の外からスマートフォンのアプリで駐車操作を可能にする優れもので、ドアの開け締めが困難な狭いスペースに駐車する時など、乗り降りが楽になる。コックピットにも革命が起きる。MBUXを搭載するディスプレイは、2つのスクリーンが並ぶレイアウトから、アウディ『A8』のような30cmフラットディスプレイが予想されている。
パワートレインは、直列4気筒ガソリン/ディーゼル、直列6気筒ガソリン/ディーゼルエンジンを搭載。目玉は直列4気筒エンジン+電気モーターのプラグインハイブリッドで、EV走行だけで100kmを目指しているという。現行『C350e』のEV走行は28.6km、BMW『3シリーズ』新型のプラグインハイブリッドのEV走行が50kmから60kmと予想されているので、驚異的な数値だ。
メルセデスベンツ最新鋭「Cクラス」次世代型のワールドプレミアは、2020年以降とまだ先となる。