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VWがエントリーレベルの小型EVを発表

  • 《写真撮影 中尾真二》
  • 《写真撮影 中尾真二》
  • 《写真撮影 中尾真二》
  • 《写真撮影 中尾真二》
  • 《写真撮影 中尾真二》
  • 《写真撮影 中尾真二》
  • 《写真撮影 中尾真二》

IAAモビリティ2021会場でVW『ID.LIFE』の撮影に成功した。フォルクスワーゲン(Volkswagen)は他にも市販直近の『ID.5 GTX』の偽装モデルを展示していたが、ID.LIFEの方は環境を意識したコンセプトモデルだ。

ID.LIFEはEVのエントリーモデルとして2万ユーロ台での販売を目指しているという。また、車内空間は移動だけでなくくつろぐ空間とするため、フロントスクリーンで映画鑑賞やゲームができるようになっている。環境への配慮はゼロエミッションだけでなく、内外装に多数のリサイクル素材を活用するという。

コンセプトモデルなので、市販バージョンと設定や仕様は異なるだろうが、シートや内装プラスティックの他、ルーフとボンネットもソフトなファブリックのような素材だ。

写真ではボディが白っぽく見えるが近くで見ると細かい模様が入っており、素材も通常の塗装の手触りと違う。なめらかだがスチールのような硬さが感じられない。素材は非公開とのことだが、これもリサイクル素材を使っているという。

プラットフォームはコンパクトセグメントのMEBを利用している。リアモーターではなくフロント駆動だ。モーター出力は172kW。バッテリー容量は57kW。航続距離はWLTPでおよそ400km。230V・16Aのアウトレットがあり、パソコンやゲーム機、ちょっとした家電を使うこともできる。