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【BMW 8シリーズクーペ】日本法人社長「BMWブランドを最も強く表現している」
ビー・エム・ダブリューは11月9日、新型8シリーズクーペ『M850i xDrive』を発売した。価格は1714万円。ビー・エム・ダブリューのペーター・クロンシュナーブル社長は同日開いた発表会で「最高のトレードマークで、BMWブランドを最も強く表現している」と述べた。
クロンシュナーブル社長は「8シリーズクーペはBMWグループのナンバーワンネクスト戦略で定義されるラグジュアリーセグメントモデル構想の重要な要となる。新型8シリーズクーペの開発プロセスは極めて特殊なものだった。最初に披露したのが『M8 GTE』で、これは現在の8シリーズ開発における最初のミッションであり、レースシーンでその潜在能力を証明した」と紹介。
その上で「レーシングモデルの経験が、量販モデルの開発に影響を与えた。レーストラックから公道へ、レーストラックでのパフォーマンスと、真のラグジュアリーモデルという組み合わせは新たな境地だった。BMWのお客様は、このモデルで経験するあらゆる瞬間を楽しむことができるだろう」と述べた。
M850i xDriveは新開発の4.4リットルV型8気筒ツインターボエンジンを搭載する。クロンシュナーブル社長は「最高出力530馬力を発生。また750Nmの最大トルクを1800回転から発揮する。そして0→100km/h加速は3.7秒」と解説した。
また「8シリーズを特徴付けているのは、そのキャラクターの多様さで、コンフォートモードでの最高にリラックスしたクルージングから、ボタンを押すだけで極めてスポーティなキャラクターへと変貌する。ちなみにスポーツモードではアクセルペダル特性曲線や出力特性だけでなく、その発するサウンドも変化する」とも。
さらにクロンシュナーブル社長は「このモデルは単に文字通りの最高級というだけではなく、運転する人をより優れたドライバー、優れたレーサーにしてくれる。8シリーズクーペは最高のトレードマークでもある。非凡な、まさに普通ではない方法でBMWならではの機能を極限まで高め、BMWブランドを最も強く表現している」と強調した。
新型8シリーズクーペは2019年1月から納車が開始されるが、クロンシュナーブル社長はによると「最初の30台に限り特別なクリスマス・サプライズを用意した。最初の30台は12月25日に特別に納車できるように調整した。注文は本日から受け付ける」とのことだ。