注目の自動車ニュース

ジープ コマンダー 新型に「オーバーランド」…オフロード性能も追求

  • 《photo by Jeep》
  • 《photo by Jeep》
  • 《photo by Jeep》
  • 《photo by Jeep》
  • 《photo by Jeep》
  • 《photo by Jeep》
  • 《photo by Jeep》
  • 《photo by Jeep》
  • 《photo by Jeep》
  • 《photo by Jeep》
  • 《photo by Jeep》
  • 《photo by Jeep》
  • 《photo by Jeep》
  • 《photo by Jeep》
  • 《photo by Jeep》
  • 《photo by Jeep》
  • 《photo by Jeep》
  • 《photo by Jeep》
  • 《photo by Jeep》
  • 《photo by Jeep》

ジープブランドは8月26日、新型『コマンダー』(Jeep Commander)に「オーバーランド」グレードを設定すると発表した。新型コマンダーは、主にブラジルなどの南米市場向けとなる。

◆新型の最上位グレードがオーバーランド

オーバーランドは、新型の最上位グレードとして、ラインナップされる。ボディ同色のバンパー&サイドガード、19インチのアルミホイール、ブラウンカラーのレザー&スエードシートが特長だ。パノラマサンルーフ、ハーマンカードン製プレミアムサウンドシステム、助手席パワーシート、プレゼンスセンサー付きトランク、電源ソケットも装備する。アマゾン(Amazon)の音声アシストの「アレクサ」を車載化した「Adventure Intelligence Plus」パッケージも採用している。

スモールワイドプラットフォームをベースに開発された新型コマンダーは、超耐性鋼で作られたボディを備えている。ボディ剛性と衝撃吸収性を高めることで、乗員の安全性を追求している。

新型は、ボディサイズと重量に合わせて最適化された新設計のフロントとリアのサスペンションを装備した。あらゆる条件で最高のパフォーマンス、ハンドリング、快適さを提供するために開発されているという。

◆ガソリンターボエンジンは最大出力185hp

新型コマンダーには、「T270型」ガソリンエンジンが搭載されており、CO2排出量を抑えながら、優れた動力性能を追求する。このエンジンは、2022年1月に導入が予定されているブラジルの排出ガス基準「ProconveL7」の要件を満たす。その設計は効率に重点を置いており、低燃費が特長だ。グローバルテクノロジーを採用し、ブラジルで生産されるT270型エンジンは最大出力185hp、最大トルク27.5kgmを発生する。混合燃料に対応したターボフレックスエンジンとしては、ブラジル国内で最も強力なエンジンになるという。

ターボフレックスエンジンには、4×2トラクションシステムと6速ATを組み合わせる。エンジン回転数の高い領域において、素早いギアチェンジを行うスポーツドライビングモードを採用する。これにより、スロットルレスポンスがより機敏になり、スポーティな運転が可能になるという。

「トラクションコントロール+」も設定した。これは、左右のタイヤのグリップが異なる状況で機能するトラクションコントロールシステムだ。すべての4×2バージョンで選択できる。システムは、スリップしている車輪にブレーキトルクを適用し、もうひとつの車輪にトルクを伝達する。この機能を有効にするには、ドライバーは「ASR」をオフにする必要がある。前輪駆動車でも、新型はすべてのジープと同様、オフロードで冒険することができるという。

◆ディーゼルには4×4トラクションシステムと3種類のモード

オプションとして、新しいエンジンフライホイールとトルクコンバーター、タービンを採用し、トルクカーブを改善した2.0リットル直列4気筒ターボディーゼル「TD380型」エンジンを用意する。エンジンの最大出力は170hp。最大トルクは 35.7kgmから38.7kgmに3kgm引き上げられた。

TD380型エンジンは、ProconveL7への適合も予定されている。SCR排気ガス後処理システムによって、排出ガス中の有害物質を削減する。

ターボディーゼル搭載の新型コマンダーは、9速ATを備えた4×4トラクションシステム、3種類のモード(サンド/マッド、スノー、オート)を備えたテレーンセレクター、HDC(ヒル・ディセント・コントロール)を備えている。最低地上高は212mm、アプローチアングルは26度、デパーチャーアングルは24度とし、オフロード性能を追求している。