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BMW 8シリーズカブリオレ 新型、量産第一号車がラインオフ…2019年3月発売へ
BMWグループは11月7日、新型BMW『8シリーズカブリオレ』(BMW 8 Series Cabriolet)の量産第一号車がラインオフした、と発表した。2019年3月に発売される。
新型8シリーズカブリオレは、クーペに続いて登場した新型『8シリーズ』の第2のモデルバリエーションだ。ルーフには、複数の層で構成されるソフトトップを採用しており、軽量化や静粛性が追求された。ソフトトップの開閉はフル電動式で、センターコンソールのスイッチ操作により、開閉は片道15秒で完了する。50km/h以下なら、走行中でも開閉できる。ソフトトップの色は、ブラックが標準で、アンスラサイトシルバーがオプションで用意される
新型8シリーズカブリオレには発売当初、欧州ではガソリンとディーゼルの1グレードずつを設定する。ガソリンエンジン搭載車が、「M850i xDrive カブリオレ」グレード。インテリジェント4WDシステム、制御式リアアクスルディファレンシャルロック、インテグレーテッドアクティブステアリング、アクティブロールスタビライザー付きアダプティブMサスペンションプロフェッショナル、高性能タイヤ付き20インチアルミホイールなどを装備する。
M850i xDrive カブリオレには、新開発の4.4リットルV型8気筒ガソリンターボエンジンを搭載した。最大出力は530hp/5500~6000rpm、最大トルクは76.5kgm/1800~4600rpmを獲得する。トランスミッションには、8速「ステップトロニック」で、4WDの「xDrive」とリアアクスルディファレンシャルロックが、常にエンジンパワーを路面に正確に伝える。その効果もあって、0~100km/h加速3.9秒、最高速250km/h(リミッター作動)の性能を実現する。
この新型BMW8シリーズカブリオレの量産第一号車が、ドイツ・ディンゴルフィン工場からラインオフした。同工場では、柔軟な生産システムを導入しており、『5シリーズ』や『7シリーズ』と同じ製造ラインを使用して、新型8シリーズ カブリオレは組み立てられる。