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グーグル、第5世代の自動運転システム搭載ロボタクシーの実験開始…米サンフランシスコ

  • 《photo by Waymo》
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グーグルの自動運転車開発部門のウェイモ(Waymo)は8月24日、米国カリフォルニア州サンフランシスコにおいて、第5世代の自動運転システムを搭載するロボタクシーの実証実験を開始した、と発表した。

ウェイモは現在、第5世代の自動運転システムをベースに、自動運転の実用化に向けた研究開発を進めている。「Waymo Driver」と呼ばれる自動運転システムの第5世代では、検出性能を向上させる改良を施しているのが特長だ。ライダー(LiDAR)、カメラ、レーダーなどの性能は引き上げられ、それぞれの機能と安全性を最大限に引き出すために、最適な場所にレイアウトし直した。

第5世代の自動運転システムでは、ルーフ上のドームにLED照明を追加した。これにより、ライダーが昼夜を問わず、車両の周囲の物体を識別し、複数の自動運転車が待機している場合でも、どの車両であるかを確認するためのメカニズムとして機能する。

また、従来型では、コンピューターがトランクスペース全体を占有していた。しかし、第5世代の自動運転システムでは、コンピューターを小型化し、トランク床下に搭載することが可能になった。

ウェイモは、米国カリフォルニア州サンフランシスコにおいて、第5世代の自動運転システムを搭載するロボタクシーの実証実験を開始した。EVのジャガー『I-PACE』に、第5世代の自動運転システムを搭載したロボタクシーを使用して、サンフランシスコの一部エリアでの試験運用を開始した。

ユーザーは、「Waymo Oneアプリ」を使って、ロボタクシーを手配する。ロボタクシーの運転席には、システム監視のスタッフが同乗するものの、ユーザーはお気に入りのパン屋、ゴールデンゲートパークのピクニックスポットなどの行きたい場所へ、自動運転で移動できる、としている。