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ルノーの新型ミニバン、キャンピングカーがデビューへ 8月27日実車発表予定

  • 《photo by Renault》
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ルノーは8月20日、ドイツで8月27日に開幕するデュッセルドルフモーターショーにおいて、新型『トラフィック・スペース・ノマド』(Renault Trafic Space Nomad)を初公開すると発表した。

◆最大4名が利用できる2つのベッドをレイアウト

同車は、ルノーの主力商用車&ミニバン、『トラフィック』の新型をベースにしたキャンピングカーだ。食事を準備するためのキッチンには、ピエゾイグニッション付きの大型2口コンロに、一体型タップ付きシンクを組み合わせる。容量49リットルの冷蔵庫、折りたたみ式で屋外でも使えるテーブルも装備されている。

最大4名が利用できる2つのベッドをレイアウトした。ひとつは、ポップアップルーフ内のベッドで、サイズは幅120cm、長さ200cm。もうひとつは、後席のベンチシートで、幅124cm、長さ188cmのベッドに早変わりする。そして、いつでもリフレッシュできる屋外シャワーも装備された。

新型トラフィック・スペース・ノマドには、最大5つのシートを備える。1列目には、回転する2つのシートがある。2列目シートは、固定式の2名乗りのベンチ、またはスライド式の3名乗りのベンチ。昼夜を問わず、220 cm×235cmの日よけと12個の100%LED照明を採用した。ブラインドも装備されている。

◆最新のルノー「EASYLINK」マルチメディアシステム

新型トラフィック・スペース・ノマドは、表現力豊かな新しいエクステリアデザインを採用した。力強い水平基調のボンネットと垂直グリル、フルLEDヘッドランプ、最新のCシェイプヘッドライトを装備する。クロームインサート、ダイヤモンドカットホイール、新色のカーマインレッドのメタリックペイントも用意される。

インテリアは、ダッシュボードを一新した。フロントには最大34リットル、リアには最大300リットルの収納スペースを用意した。乗員の安心感を高めるために、アクティブ緊急ブレーキ、車線逸脱警報、ドライバーモニターシステム、ブラインドスポット警報などの先進運転支援システム(ADAS)を搭載している。

インテリアには、8インチのタッチスクリーンやスマートフォンの誘導充電器などの最新テクノロジーを導入した。最新のルノー「EASYLINK」マルチメディアシステムには、ナビゲーション、スマートフォン向けのApple「CarPlay」、グーグル「AndroidAuto」を組み込んでいる。

◆2022年初頭に欧州市場で発売される予定

ルノーは2020年、スイス市場にキャンピングカーのスペース・ノマドを試験導入した。顧客に好評を博したことから、ルノーはドイツ、オーストリア、ベルギー、デンマーク、フランスなどヨーロッパ全域に、スペース・ノマドを拡大展開することを決定した。

新型トラフィックがベースのスペース・ノマドは、ルノーのフランス・サンドゥヴィル工場で生産され、2022年初頭に欧州市場で発売される予定だ。

新型トラフィック・スペース・ノマドは、2種類のホイールベースを設定する。乗車定員は4名と5名が選択できる。パワートレインは、最大出力170hpを筆頭に、複数が用意される予定だ。トランスミッションは、MTとAT。新型トラフィック・スペース・ノマドは、宿泊施設や駐車場の制約なしに、顧客の多様なニーズを満たす、としている。