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【ホンダ シビック 新型】すべてが「爽快」!「LX」と「EX」2タイプをチェック[詳細画像]
11代目となる新型『シビック』は「爽快シビック」をグランドコンセプトとし、乗る人全員が「爽快」になることのできるクルマを目指した。開放的な空間と広い水平視野角により気持ちの良い視界を実現したほか、前後席の距離を35mm拡大することで後席の居住性を向上。荷室容量も拡大し、クラストップレベルとなる452リットルの大容量を確保した。
グレード(タイプ)は標準車にあたる「LX」と、上級車にあたる「EX」の2種類。エンジン、トランスミッションの設定は同じ。デザインも共通で、シート、安全・快適装備に違いがある。価格は「LX」が319万円、「EX」が353万9800円。
◆スタンスは低く、開放的な室内を感じられるデザイン
エクステリアはデザインコンセプトを「Sokai Exterior」に定め、パッケージやインテリアデザインの開発担当者と共有。「走りの質や開放的な室内が感じられ、その魅力が色褪せることのないデザインを追求」したとしている。同時に、ベルトラインを低く水平に設定することで、開放的な室内が外から見ても感じられる構成とした。
ボディサイズは全長4550mm、全幅1800mm、全高1415mm、ホイールベースは2735mm。ホイールベースを35mm、全長を30mm延長する一方、リアオーバーハングを20mm短縮。リアトレッドを10mm拡大することでのびやかで安定感あるスポーティなスタンスを実現。さらに後席居住性を向上させている。
ヘッドライトは上下に薄いシャープな造形に。水平基調とすることでボディサイドへの連続性を表現した。インラインタイプの9灯フルLEDを先代モデルから踏襲。ハイビームユニットをセンターに配置することで、非 点灯時にも精悍さと表情を感じさせるデザインとしている。リアコンビネーションランプは「C」ラインのグラフィックをよりワイドかつスリークなデザインに進化させ、個性を際立たせている。
◆「LX」と「EX」シートの違い
インテリアのコンセプトは「爽やかな朝」。ノイズレスな造形にするとともに、直感的に操作しやすく触感にもこだわったスイッチを配置し、爽やかで心地の良い移動ができる空間とした。助手席まで伸びる水平のエアコンアウトレットはパンチングメタルとし、先進感あふれるデザインに。フィン構造を新開発し配風角度を上に12度、下に21度拡大するなど快適性にこだわった。
シートはタイプに合わせ2種類を用意。ウルトラスエードを用いた「EX」のコンビシートは、ショルダー部をゆったりとした形状とし、おおらかさと上質感を表現。ファブリックを用いた「LX」のコンビシートは、ショルダー部をすっきりとした形状としたうえ、メイン部にストライプアクセントを施し、軽快な印象を与えた。またシートフレームにはホンダ最新のボディースタビライジングシートを採用し、デザインと機能性を両立させた。
「EX」には共同開発したBOSEプレミアムサウンドシステムを設定。ボーズ独自のサラウンドアップミックス技術「Centerpoint(センターポイント)」を採用し、サブウーファーを含む12個のスピーカーを搭載することで、コンサート会場のような臨場感を全席で味わうことができる。
◆ターボの力強さと俊敏なレスポンス
走行面では細部にわたる熟成を行うことで、直進・旋回時の安定感、優れた静粛性や乗り心地等を高次元で融合。クルマの基本性能である「走る・曲がる・止まる」を徹底的に磨き上げた。搭載するエンジンは1.5リットル直噴VTECターボエンジンで、最高出力は182ps、最大トルクは240Nm。CVTに加え、6速MTも用意する。ホンダは「ターボならではの力強さと伸びやかさに、俊敏なレスポンスをも手に入れた」とする。
WLTCモード燃費は16.3/リットルを実現した。
また、新世代コネクテッド技術を搭載した車載通信モジュール「ホンダコネクト」、最新の安全運転支援システム「ホンダセンシング」を装備。利便性と安全性を高めている。