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最後で究極の内燃機関、ランボルギーニ アヴェンタドールLP 780-4 Ultimae が日本登場…すでに完売
2021年7月29日、アウトモビリ・ランボルギーニ・ジャパンは、V12スーパースポーツカーであり、内燃エンジン搭載モデルのファイナルプロダクションを記念し、ランボルギーニ『アヴェンタドールLP 780-4 Ultimae』のジャパン・プレミアを『THE LOUNGE TOKYO』にて開催した。
まずはアジア太平洋地区オフィスで東南アジアのエリアマネージャーを務めランボルギーニ日本代表のダビデ・スフレコラ氏が登壇し、ベールをかぶったままのLP 780-4 Ultimaeの前で新型車を紹介した。
「このLP 780-4 Ultimaeは、内燃機関の最後のモデルとなる、V12自然吸気エンジンを搭載し、“ウルティメ”の名前の通り、究極という名に恥じない、グランドフィナーレを飾るにふさわしいモデルだ。ランボルギーニは1963年に初代V12エンジンを紹介し、以来長い道のりを歩んできたが、このモデルが最後の一歩で、長い道のりが終わる」
「ランボルギーニは完璧への追求の中で数多くのアイコンを生み出してきた。本日紹介するモデルはアヴェンタドールの生きる伝説のモデルだ。なぜアヴェンタドールは伝説と呼ばれるようになったのか」
「それはハイパースポーツカーにしか採用されていなかった、カーボンモノコックシャーシやプシュロッドサスペンションなどを具現化し搭載してきたからだ。アヴェンタドールはほかにも数々の最新テクノロジーを搭載してきた。エアロダイナミクスを飛躍的に向上させる可変空力システムのALA2.0、ハンドリングの向上に繋がる四輪操舵などだ。アヴェンタドールは、50周年限定車の発売、ヨウジヤマモトとのコラボモデルの発売など、日本限定のモデルを登場させ、アドペルソナムスタジオのクラフトマンシップの優れた能力をこのラウンジから紹介してきた」
「しかしどのようなヒーローでもその強さを証明する戦いの場が必要だ。その戦いの場がニュルブルクリンクでのタイムアタックだった。2018年に6分44秒97というラップタイムの記録を塗り替え、パフォーマンスの高さを証明した」
「今回発表したのは、新しいモデルとはいえ、よい部分を受け継ぐといった伝統を守ることも、アヴェンタドールの使命である。そのためも、アイコン的な部分は踏襲し、すぐにアヴェンタドールだとわかるデザインが、クーペモデルにもロードスターモデルにも採用されている。今回のモデルでは、限定のエクステリアや、アルカンターラを使用したインテリアを用意し、完璧への追求の中で、最高の作品が仕上がったと自負している。数々のテクノロジーを凝縮し、時代を超越したモデルを紹介できる事をうれしく思う」
そのスピーチ終了後にアンベールが行われた。
◆パワーそしてパフォーマンスはアヴェンタドールの中で最高のもの
LP780-4 Ultimaeは、V型12気筒自然吸気エンジンを搭載したアヴェンタドールのファイナルエディションとなる。「アヴェンタドールSVJ」の最高のパフォーマンスと、「アヴェンタドールS」のドライビングダイナミクス、そして「アヴェンタドール」のデザインを融合した至極の一台が、クーペモデル350台、ロードスターモデル250台のナンバリング付きリミテッドエディションとして登場。
最高出力はアヴェンタドールSVJより10hp高い780hp。7速ISR(インディペンデント・シフティング・ロッズ)を介して4輪を駆動し、最高速度は355km/h、最大トルクが720Nm/6750rpm、0-100km/hは2.8秒と、パワーそしてパフォーマンスはアヴェンタドールの中で最高のものとなる。価格は、クーペモデルが5454万3088円、ロードスターモデルが5986万4236円。
◆残念ながら日本での発売分は完売
担当者にお話をうかがったところ、日本への割り当て台数については非公表ながら、すでに予約が埋まって完売となっており、新規に購入することはできないとのこと。ちなみに発売されているアヴェンタドールSVJや、アヴェンタドールSも新規での購入は難しいようで、ランボルギーニの新車が欲しい方は、『ウラカン・エボRWD』や『ウルス』といったモデルを狙うか、今後発売されるであろう電動化モデルを待つしかなさそうだ。