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BMWの新型クーペSUV、車名は『X8』ではなく『XM』に? 超高級車がライバル
BMWの新世代フラッグシップ・クーペSUVの最新プロトタイプを、スクープサイト「Spyder7」のカメラが捉えた。ワールドプレミアは2022年内と予想されるこのモデル、車名は「X8」が最有力とされているが、新たに「XM」も候補の一つとなっているようだ。
社内公称「プロジェクト ロック・スター」と呼ばれるこの新型は、現在ラインアップされている最大SUV、『X7』の上に位置するスーパーサイズ・クーペSUVとなる。これまでアウディ『Q8』をライバルと見ていたが、ベントレー『ベンテイガ』などの超高級SUVも標的としていることが判明した。
カモフラージュは厳重ながら、フロントエンドには『7シリーズ』の足跡をたどると思われる巨大グリル、下部にはワイドなエアインテーク、その外側の端には垂直のエアカーテンのようなものも確認できる。さらに後ろに移動すれば、長いフード、傾斜したルーフに流れ込むラキッシュなフロントウィンドウ、際立つホイールアーチ、キックアップするベルトラインなどが見てとれる。
しかしハイライトは後部にある。角度のあるリアウィンドウと直立したリフトゲートを装備しているほか、バンパー両端には上下が短く、中央が広い六角形のクワッドエキゾーストパイプが2段でインサートされている。カメラマンによると、下のパイプだけが実際に機能しているように見えたというが、これが市販型で採用されるか注目だ。
車内では、4人乗りと5人乗りのシートレイアウトが提供される予定で、12.3インチのデジタルインストルメントクラスタと、オペレーティングシステム8を実行する14.9インチのインフォテイメントシステムで構成される、同ブランドの新しいカーブディスプレイを採用する可能性がある。
予想されるパワートレインは、2つのプラグインハイブリッドを含む、少なくとも3つの異なるオプションがあることが示唆されている。そのうち一つは「M45e」と呼ばれる、ターボチャージャー付きの3.0リットル直列6気筒+電気モーターのプラグインハイブリッドで、24kWhのリチウムイオンバッテリーを積み、最高出力は394ps、最大トルク600Nmを発揮するとみられる。
また最もホットなモデルは、4.4リットルV型8気筒ツインターボエンジンと電気モーターが組み合わされるMモデルで、最高出力は750ps発揮するとも噂されており、『M8』を超えるBMW史上最も強力なMモデルとなる。