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エイブリック、業界最小の車載用カメラ/アンテナ接続診断用ハイサイドスイッチを発売

  • 《図版提供 エイブリック》
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エイブリックは、車載用カメラ/アンテナ接続診断用ハイサイドスイッチ「S-19682/3シリーズ」の販売を6月22日より開始した。

先進運転支援システム(ADAS)や自動運転システム(AD)に対して高い堅牢性が求められる中、両システムを制御するECUと、車載用カメラ/センサ/アンテナとの接続の確からしさが重要となっている。ECUとカメラ/センサ/アンテナは離れた位置に配置されることが多いことから、ハーネスの短絡や断線、過電流による誤動作や破損といったリスクがあり、トラブルにつながる異常を検出した際に、カメラ/センサ/アンテナとECUとの接続を遮断し機器の安全を確保するために、ハイサイドスイッチの需要が高まっている。

ハイサイドスイッチは外部からの信号で回路を通電/遮断できる半導体。今回発売する接続診断用ハイサイドスイッチ「S-19682/3シリーズ」は電流モニタ機能を備え、ECU側でカメラ/センサ/アンテナに流れる電流をモニタリングできる。これによりカメラ/センサ/アンテナの接続状態を診断でき、接続エラーや異常を検出した際にはS-19682/3シリーズ側のスイッチをオフすることで負荷を切り離すことができる。さらに、電流リミット機能も備え、設定電流以上の電流が流れることを防止。より安全な設計を実現する。

また、S-19682/3シリーズは、1パッケージ1チャネル品として業界最小のHSNT8(2.0×3.0×t0.5mm)パッケージを採用。多チャネル品と比較した際の1チャネル当たりの専有面積でも業界最小を実現し、設計自由度の向上に貢献する。