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ポルシェ マカン、現行モデル最後の大改良で全グレード出力アップ!?

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ポルシェは現在、大人気クロスオーバーSUV『マカン』の改良に向けた開発をおこなっているが、その最新情報を独占入手した。マカンはすでに、次世代型でフルEVモデルの設定を予告しており、これが世代移行前の最後の大幅改良となる。

捉えたプロトタイプは、最終市販型ヘッドライトを装着しているものの、フロントバンパーのサイドエアインテーク周辺が未だカモフラージュされており、ディテールは不明だ。リアエンドでは、リフレクターの位置を変更、まったく新しいバンパー、円形クワッドエキゾーストパイプを装備していることも確認できる。

大幅改良のハイライトはパワートレインの変更だ。現行型エントリーモデルでは2.0リットル直列4気筒エンジンを搭載、最高出力は248ps、最大トルク370Nmだが、改良モデルでは261ps、最大トルク430Nmへ向上する。マカンSは3.0リットルから2.9リットルV型6気筒ツインターボエンジンに変更され、最高出力348ps、最大トルク480Nmからそれぞれ375ps、519Nmへと進化する。マカンターボでは最高出力420psから434ps、最大トルクは549Nmへ向上する。

そして目玉はGTSだ。アップグレードされたECUを備える2.9リットルV型6気筒ツインターボエンジンを搭載、33.4psiのブーストを実行することにより、最高出力は375psから434psへ、最大トルクは519Nmから549Nmへと大幅に進化するほか、スポーツモードで車高を0.3937インチ(約1センチ)下げることのできるエアサスペンションが標準装備される。オプションの「GTS Sport Package」では、後輪間で動力を左右に配分するトルクベクタリングシステムが追加される。

キャビン内も大きな進化を見せる。刷新されたフルデジタルインストルメントクラスタ、大型化された10.9インチインフォテイメントスクリーンの搭載が期待されている。

最新情報では、マカン改良新型のワールドプレミアは7月下旬と予想される。