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【F1 モナコGP】初日はフェラーリのワンツー…母国GPのルクレールがトップタイム
モナコ公国・モンテカルロ市街地コースで20日、世界3大レースの一つと言われるモナコGPが開幕。フリー走行2回目は地元モナコ公国出身のシャルル・ルクレールがトップタイムをマーク、2番手にカルロス・サインツがつけ、フェラーリのワンツーで初日を終えた。
モナコGPはF1グランプリの初年度1950年に初開催され、その後4年の休止期間を経て1955年から2019年まで65年間毎年開催されてきた伝統のグランプリだったが、昨年は新型コロナウイルス感染症の蔓延によるスケジュール変更に伴い中止となり、今回は2年ぶりの開催となった。
通常F1グランプリは金曜日から日曜日の3日間のスケジュールで開催されるが、モナコGPだけは木曜日に開幕し金曜日は休日となる変則スケジュールが採用されており、フリー走行1回目と2回目は20日木曜日に行われた。
フリー走行2回目は1時間のセッションの残りが32分となった時点で、バルテリ・ボッタス(メルセデス)がソフトタイヤでアタックし1分12秒107のトップタイムをマーク。直後にルイス・ハミルトン(メルセデス)もソフトタイヤでタイムを上げてきたが1分12秒280で2番手止まりだった。残り28分、ここでカルロス・サインツ(フェラーリ)が1分11秒796を叩き出しトップに浮上。ハミルトンやマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がそのタイムに挑むが2番手タイムを記録するのがやっとだった。
そして残り18分、サインツのチームメイト、シャルル・ルクレール(フェラーリ)が1分11秒684を記録してトップに浮上。最終的にこのタイムを破るものは現れず、フリー走行2回目は地元モナコ出身のルクレールがトップでセッションを終えた。
2番手はサインツで初日はフェラーリのワンツー。ハミルトンが3番手、フェルスタッペンが4番手。以下ボッタス、ランド・ノリス(マクラーレン)と続き、ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)が7番手、セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)が8番手だった。
角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)は序盤にコースサイドのウォールにヒットし、マシンの修復が間に合わず後半は走行できず、20番手となった。
モナコGPは21日が休みとなり、22日にフリー走行3回目と公式予選が行われ、日本時間23日22時に78周の決勝レースがスタートする。
なお、F1グランプリ2021年シーズンは、先日6月11日-13日の日程で開催予定だった第7戦カナダGPがトルコGPに差し替えられることが発表されたが、このトルコGPはキャンセルされた。そして第8戦フランスGPが1週間前倒しされて第7戦として6月18日-20日に、元々フランスGPの日程だった6月25日-27日にオーストリア・レッドブルリンクで第8戦シュタイアーマルクGPが開催されることとなった。翌周には同じくレッドブルリンクで第9戦オーストリアGPが開催されるため、ここは同一サーキットでの2連戦、そして第7戦フランスGPから第9戦オーストリアGPまで3周連続開催となる。
■モナコGP フリー走行2回目結果
1. シャルル・ルクレール(フェラーリ)/1分11秒684
2. カルロス・サインツ(フェラーリ)/1分11秒796
3. ルイス・ハミルトン(メルセデス)/1分12秒074
4. マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)/1分12秒081
5. バルテリ・ボッタス(メルセデス)/1分12秒107
6. ランド・ノリス(マクラーレン)/1分12秒379
7. ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)/1分12秒498
8. セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)/1分12秒708
9. アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)/1分12秒746
10. セバスチャン・ベッテル(アストンマーチン)/1分12秒982
11. キミ・ライコネン(アルファロメオ)/1分13秒065
12. フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)/1分13秒175
13. ランス・ストロール(アストンマーチン)/1分13秒195
14. エステバン・オコン(アルピーヌ)/1分13秒199
15. ダニエル・リカルド(マクラーレン)/1分13秒257
16. ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)/1分13秒509
17. ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)/1分13秒593
18. ニキータ・マゼピン(ハース)/1分14秒407
19. ミック・シューマッハ(ハース)/1分14秒416
20. 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)/1分14秒829