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MINI コンバーチブル 「JCW」に改良新型、スポーツ性を強化…欧州発表
MINIは4月21日、MINI『コンバーチブル』(MINI Convertible)の高性能グレード、「ジョンクーパーワークス(JCW)」の改良新型を欧州で発表した。
◆専用ボディカラーのゼスティ・イエローを設定
エクステリアは、フロントに丸いLEDヘッドライトと赤いクロスバーを備え、バンパー下部に六角形のラジエーターグリルを配置した。エアダクトが拡大されており、スポーティな走行状況において、パワートレインとブレーキシステムの冷却性を引き上げる。フロントサイドパネルとリアバンパーには、専用のサイドスカットルが付く。リアのアンダーボディの空気の流れを最適化するために、専用のディフューザーが装備される。
ボディカラーには、改良新型MINI『コンバーチブルJCW』の専用色として、「ゼスティ・イエロー」がラインナップされている。また、改良新型MINIコンバーチブルJCWには、電動ソフトトップを装備する。開閉は、ボタンを押すだけで18秒以内。30km/h以下なら、走行中でもソフトトップを開閉できる。オプションで、ユニオンジャックが織り込まれた「MINI Yours」のソフトトップが選択できる。
◆8.8インチのカラーディスプレイはタッチ機能付き
インフォテインメントシステムのオペレーティングシステム(OS)は、新しいグラフィックディスプレイに加えて、車両機能、オーディオシステム、ハンズフリー通話、ナビゲーションシステム、アプリの選択や操作性が改善された。画面は新しいカラーを背景に、シンボルと白文字が描かれている。希望するメニュー項目は、「ライブウィジェット」として表示され、タッチディスプレイのスワイプ操作で呼び出すことができ、ディスプレイの中央に拡大表示される。
MINI独自のセンターメーターは、ブラックパネルが特長で、タッチ機能を備えた8.8インチのカラーディスプレイ、タッチ操作式のお気に入りボタンが標準装備された。この丸いコントロールユニットには、オーディオシステムの操作部とハザードランプスイッチ、ドライバーアシスタントシステムの操作スイッチが、一体化されている。
ステアリングホイールの向こう側のマルチファンクションインストルメントディスプレイは、コネクテッドメディアの構成要素になるという。ブラックパネルデザインのデジタルカラーディスプレイは、5インチサイズだ。走行に関連する情報に加えて、チェックコントロールのメッセージやドライバーアシスタントシステムの状態を表示する。
センターメーターとデジタルコックピットのディスプレイには、表示色の選択肢が2つ用意されており、操作システムのメニューから呼び出すことができる。「LOUNGE(ラウンジ)」モードでは、それぞれのコンテンツがターコイズからぺトロールまでの落ち着いた色調で表示される。「SPORT(スポーツ)」モードにした場合、表示の背景色はレッドとアンスラサイトになる。
「MINIドライビングモード」が標準装備されており、カラースキームは選択した各車両設定に応じて変更される。「MID」モードと「GREEN」モードでは、ラウンジスタイルの画面表示となり、走行モードをSPORTにすると、対応するカラースキームもSPORTに切り換わる。さらに、すべてのMINIドライビングモードで同じカラースキームを割り当てるよう、操作システムのメニューで設定することもできる。
◆0-100km/h加速は6.5秒
パワートレインは、MINIの「ツインパワーターボ」テクノロジーを導入した直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンで、最大出力231hp、最大トルク32.6kgmを発生する。0~100km/h加速は6速MTが6.6秒。8速ATの「ステップトロニックスポーツ」では、6.5秒となる。
サスペンションは、スポーティな設定とした。ブレンボと共同開発されたスポーツブレーキシステムを標準装備する。フロントに穴開きディスクを備えた4ピストンキャリパー仕様で 赤いキャリパーにはジョンクーパーワークスのロゴが付く。アルミホイールは17インチのジョンクーパーワークスホイールが標準。オプションで、18インチが設定された。この18インチアルミホイールには、ジョンクーパーワークスサーキットスポークのツートンデザインが用意されている。