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屋根もフロントガラスもない!2億円のマクラーレン『エルバ』が登場…ジャパンボートショー2021

  • 《写真撮影 宮崎壮人》
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15日に開幕した「ジャパンインターナショナルボートショー2021」に、屋根もフロントガラスもないマクラーレンの新型ロードスター『エルバ(Elva)』の実車が展示されている。グリーンカラーのカーボンボディが美しい個体だ。エルバは世界でわずか149台のみが生産される希少モデルで、価格はおよそ2億円。

エルバはマクラーレンチームの創業者でドライバーだったブルース・マクラーレンが1960年代に設計したスポーツカーにちなんだモデル。ビスポークによるカーボン・ファイバー製シャシーとボディの採用により車両重量はわずか1148kg。マクラーレン車の中でも最軽量な1台となっている。

屋根もウインドウもない完全2シーターのボディには、アクティブ・エア・マネージメント・システム(AAMS)と呼ばれるエアロプロテクション機能が備わる。これにより静粛性、ドライバーの安全性だけでなく空力性能、冷却機能を高次元で実現するという。

シート直後にミッドシップ搭載されるのは、フラッグシップモデルのマクラーレン『セナ』と共通の4.0リットルV8ツインターボエンジンで、最高出力815ps、最大トルク800Nmを叩き出す。100km/hまで3秒未満、200km/hまでも5.8秒というド級のスペックを誇る。

会場にはエルバのほか、『GT』、『720S』も展示されていた。マクラーレン以外にもアストンマーティン『DBX』、ベントレー『ベンテイガ』、ポルシェ『タイカン』、ロールスロイス『ゴースト』、フェラーリ『ローマ』など超高級車ブランドが最新モデルを並べ、ボートショーのメインターゲットである富裕層に向けたアピール合戦を繰り広げている。