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いすゞ、小型トラック『エルフ』を改良 先進安全装備や通信端末を標準搭載
いすゞ自動車は、小型トラック『エルフ』を改良し、10月29日より販売を開始した。
新型エルフは、最新の先進安全装置を新たに標準装備。車両だけでなく歩行者や自転車の検知に優れるステレオカメラを、小型トラックとしては初めて採用した。これにより、昼夜を問わず車両/歩行者/自転車といった障害物を立体的に検知。衝突の恐れがあると判断すると、車間距離警報を作動させフットブレーキ操作を促す。その後、さらに危険な状況に進行した場合にはプリクラッシュブレーキを作動させ、衝突被害の軽減または衝突回避を支援する。このほか、車間距離警報や誤発進抑制機能(スム―サーEx車のみ)、車線逸脱警報(LDWS)、先行車発進お知らせ機能、電子式車両姿勢制御システム「IESC」といった先進安全装を搭載する。
また、クラス初のコネクテッドトラックとして、通信端末を全車標準搭載とした。車両心臓部のコンディションを、インターネットを介してユーザー自身で把握可能とすると同時に、いすゞも詳細データを把握。車両コンディションデータの活用により“未然に防ぐ・すぐ直す”をコンセプトとした高度純正整備「PREISM」をエルフでも実施可能とした。
さらに、小型商用車としては初採用となる燃料噴射量フィードバック制御、排気位相可変バルブ、モデルベース EGR制御等の最新技術の採用とともに、主要コンポーネントを一新した小排気量高過給エンジン「4JZ1(排気量2999cc)」と、後処理装置にDPD+尿素SCRを新たに採用。平成28年排出ガス規制に適合しながらクラストップの燃費性能をさらに向上させている。
価格は車型2RG-NPR88AN、4JZ1-TCS 150psエンジン、6速スム―サーExが666万6840円など。