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トヨタ アイゴ 次期型プロトタイプをスクープ!あのヘッドライトはどうなる?
トヨタは3月17日、欧州Aセグメントのコンセプトカー『アイゴXプロローグ』を発表したが、その市販モデルとなる『アイゴ』次期型の最新プロトタイプを早くもカメラが捉えた。
アイゴXプロローグでは、トヨタの欧州Aセグメント車における新しいビジョンを提示。左右ヘッドライトをLEDストリップライトでつないだインパクトあるフロントマスクが特徴となっている。従来もアイゴは遊び心あるデザインを取り入れてきたが、ホイールサイズを大型化、ボディをリフトアップするなど、近未来SUV風なデザインはこれまでのアイゴとも一線を画している。
豪雪のスカンジナビアで捉えた最新のプロトタイプは、オプションのキャンパスルーフを装備、スリムなオーバーハング、短く垂直しリフトアップされたボディが確認できる。リアエンドでは垂直テールライトを高く配置、リアウィンドウをブラケットで固定するなどXプロローグを彷彿させるデザインが見てとれる。
しかし注目のフロントエンドでは、Xプロローグのダックグリルリップが控えめにされているほか、エアインテークも薄くワイドなデザインに変更されている様子が伺える。LEDデイタイムランニングライトは、コの字型であることが確認できるが、左右をつなぐLEDストリップライトの存在は定かではない。
これまでアイゴは、プジョー『107』やシトロエン『C1』とプラットフォームを共有していたが、次期型ではトヨタ「TNGA-B」プラットフォームを採用することで独自路線へ変更。シャーシの剛性が大幅に向上するほか、定評ある乗り心地、ハンドリングなどもさらに快適に進化するだろう。
アイゴ次期型はベルギーのブリュッセルで設計され、チェコのコリーン工場で生産される。デビューは最速で2021年内、遅れれば2022年初頭と予想されている。欧州トヨタ副社長であるマット・ハリソン氏は、「コンパクトセグメントは手頃な価格であるべきであり、フルエレクトリックが最適であるとは考えていません」と述べていることから、EVバージョンは当分設定されないだろう。