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キャデラック エスカレード 新型をハンズフリー走行、米セレブが体験[動画]
キャデラックは3月18日、北米向けの新型『エスカレード』(Cadillac Escalade)に搭載された最新のハンズフリー高速道路運転支援システム「スーパー・クルーズ」を米国のセレブに体験してもらう映像を、公式サイトを通じて公開した。
◆北米の32万kmにおよぶ自動車専用高速道路でハンズフリー走行を可能に
ハンズフリー高速道路運転支援システムのスーパー・クルーズは、地図情報データベース「ライダー(LiDAR)」、高精度GPS、最先端の「ドライバー・アテンション・システム」、カメラとレーダーセンサーのネットワークを組み合わせている。緊急時には、車載テレマティクスサービス「オンスター」と連動する機能も備えており、ユーザーは、アメリカとカナダの合計32万kmにおよぶ自動車専用高速道路を、ハンズフリーで走行することができる。
また、スーパー・クルーズの「ドライバー・アテンション・システム」は、ドライバーの車両コントロールをサポートする。進行方向に注意を向ける必要がある時には、警告を発して知らせてくれる。ドライバーは、スーパー・クルーズを使用している間であっても、常に注意を払う必要がある。
キャデラックは2017年に、「DSRC(短区間通信)」技術を使用した「V2V(車両間通信)」を、『CTS セダン』に導入した。さらにV2Vは、自車情報システム「BSM(ベーシック・セーフティ・システム)をもとに、V2Xの各種車両通信エコシステムを構成する道路インフラや自転車や歩行者など道路利用者にまで、通信範囲を拡大できる。
V2X使用により、車両に危険な路面状態や信号状況、道路等の最新情報などが通知され、およそ300mの範囲で起こりうる危険性がドライバーに事前に警告されて、衝突を回避することができるという。
◆自動レーンチェンジも可能な北米向け新型エスカレード
スーパー・クルーズは、キャデラック 『CT6』に搭載され、2017年秋から米国で実用化を開始した。スーパー・クルーズは2020年初めから、キャデラックの全てのモデルに搭載されるだけでなく、シボレーやGMCなど、GMの他ブランドへ展開していく。また、2023年までには、次世代通信ソリューションのV2Xを、キャデラックの量産型クロスオーバーに採用する。将来的にはこのテクノロジーを、キャデラックのラインアップ全体へ拡大していく。
スーパー・クルーズの最新版を搭載する新型エスカレードの北米仕様には、自動レーンチェンジ機能が導入される。ドライバーからの要求があり、かつ特定の条件が満たされた場合に、ハンズフリーの部分自動運転中に、高速道路で車線変更を自動で行う。
スーパー・クルーズの作動中、ドライバーはウインカーに触れて、車線変更を希望する意思を表示する。これにより、システムは車線変更が安全に行えるかどうかを判断し、安全が確認された場合、自動で車線変更を行う。なお、ドライバー・アテンション・システムは、車線変更中にドライバーが引き続き、車両の周囲に集中することを要求する。
◆4組のセレブが最新スーパー・クルーズを体験
キャデラックは、北米向けの新型エスカレードに搭載された最新のスーパー・クルーズを米国のセレブに体験してもらう映像を、公式サイトを通じて公開した。
俳優のジョー・マンガニエロとソフィア・ベルガラ夫妻、ロックバンドのジョナス・ブラザーズ、女優のティファニー・ハディッシュ、ダンサーのスティーヴン・トゥイッチ・ボスとアリソン・ホルカー夫妻が、新型エスカレードの最新スーパー・クルーズを体験した。
映像では、高速道路を走行中の新型エスカレードの車内で、ステアリングホイールから手を放したセレブ達のリアクションを紹介。キャデラックは、台本のないリアルな反応を捉えた、としている。