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ヤマハ発動機×ソニー、共同開発のエンタメ車両で乗客以外も楽しめる新サービス提供
ヤマハ発動機は、ソニーと共同開発したエンタテインメント車両「ソーシャブルカート:SC-1」を用いた新サービス第2弾を3月5日よりイオンモール沖縄ライカムにて開始した。
SC-1は、室内や車体側面にビルトインされている高精細ディスプレイに、カメラで捉えた車両の前後左右の様子や走行場所に応じた様々な映像、融合現実映像を映し出すことが可能。従来の自動車やカートでは提供できなかったエンタテインメント空間をつくりだすことで、乗客や車両を取り巻く人々により楽しい低速移動の価値を提供することを狙いとしている。2019年11月にはエンタテインメント体験のサービス第1弾として、カヌチャリゾート(沖縄県名護市)と東南植物楽園(沖縄県沖縄市)でサービスを行い、好評を博した。第2弾となる「らくがきクルーズ」では、従来の乗車による体験に加えて、乗車をしない周囲の人にも参加してもらうサービスを提供する。
会場で提供されるぬり絵用紙「らくがきクルーズマップ」に描かれたビルや家、樹木などの輪郭への自由な色付けや、好きな画像を追加できる。それらを専用プログラムで立体的な3D画像とし、会場内中央に設置された大型モニターに投影し、空想の街を構成。自分がデザインした車両の走行を鳥瞰的に眺めることができるほか、SC-1に乗車することで車内から街並みの景色を楽しむこともできる。
料金はカートに乗って自分の描いた街を走る場合が1回(1人)500円、1回(1グループ)最大1000円。自分の描いた車を大きく投影する場合、1回(1枚)300円。イオンモールアプリによる割引あり。
今後も両社は、SC-1を活用した新たなコミュニケーションサービスを提案していく。