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やっぱり巨大グリル?BMW最小の“ピュアM”モデル、M2クーペ 次期型のパワーとは
BMWは現在、新型『2シリーズ』ファミリーを開発しているが、その頂点に君臨する新型『M2クーペ』プロトタイプをスクープサイト「Spyder7」のカメラが初めて捉えた。
M2クーペは初代となる現行2シリーズから設定されており、Mスポーツである「M135i」を除いて最小のピュア「M」モデルとなる。スウェーデンの凍りついた湖で捉えたプロトタイプは、『M3セダン』と『M4クーペ』に似た円形クワッドエキゾーストパイプがインストールされているほか、目立つトランクリッドスポイラーを装備している。
偽装されたドアハンドルは、『i4』のようなフラッシュマウント形式が採用される可能性がある。またCピラーの基部にも偽装がみられるが、新設計されたホフマイスターキンク(BMWのキックアップしたウィンドウデザイン)を隠しているのは明白だ。
M2クーペと断定する要素はまだまだある。分厚いブレーキ、典型的なMサイドミラー、フレア加工されたフェンダー、Mブルーで塗装されたドリルドブレーキローターとキャリパーなど、アグレッシブなパーツから見ても間違いない。そして最も注目すべきはフロントグリルを隠すメッシュのカモフラージュだ。果たしてその奥にあるのは、あの巨大キドニーグリルなのか…?
パワートレインは、M3セダン、及びM4クーペに搭載されている3.0リットル直列6気筒ツインターボエンジンのデチューンバージョンが予想される。直列6気筒のS58エンジンは最高出力480ps、最大トルク550Nmを発揮するが、M2クーペでは420ps程度と予想される。2シリーズ以下すべてのモデルが前輪駆動に変更されているが、2シリーズクーペだけは例外でFRを継承していく。
2シリーズ新型のデビューは2021年3月が有力だが、M2クーペは2022年以降となるだろう。