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三菱 アウトランダー 新型、2万5795ドルから…4月の北米を皮切りに世界市場に投入

  • 《photo by Mitsubishi Motors》
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三菱自動車の米国部門は2月17日、『アウトランダー』(Mitsubishi Outlander)新型の米国ベース価格を、2万5795ドルと発表した。4月の北米を皮切りに、世界市場に投入される予定だ。

新型アウトランダーは、三菱自動車の新しいデザインの方向性に加えて、三菱自動車に期待されるプレミアム品質、タフなパフォーマンス、革新的なテクノロジーを備えているという。

新型アウトランダーは、三菱自動車のフラッグシップに位置付けられる。三菱自動車がこれまでに開発した車両の中で、最も装備が充実している、と自負する。新型アウトランダーは2021年4月、北米市場で最初に販売を開始し、他のグローバル市場でも順次発売される予定だ。

◆新世代の「ダイナミックシールド」デザイン

新型アウトランダーのコンセプトは、「威風堂々」。この威風堂々に基づいて、大幅にアップグレードされたスタイリング、ロードパフォーマンス、高い品質を備えた信頼性の高いSUVに仕上げているという。三菱自動車は新型アウトランダーの発売により、まずは北米市場での販売台数を増やし、次にグローバルな成長を目指していく。

新型アウトランダーは4世代目モデルだ。エクステリアは、筋肉質なフェンダー、大胆なプロポーション、18インチアルミホイール(20インチはオプション)などを備える。ブランドの新世代「ダイナミックシールド」フロントマスクと新デザイン言語も、新型アウトランダーに最初に取り入れられた。

新型のボディサイズは、全長4710mm、全幅1862mm、全高1748mm、ホイールベース2706mm。従来型に対して、15mm長く、51mmワイド、38mm背が高い。ホイールベースは36mm延びている。

◆セグメントで唯一の3列7人乗りシートを標準装備

新型アウトランダーのインテリアは、従来型に対して、ゆとりが増した。とくに、ショルダールームは35mmプラスの1472mmに広がっている。

新型は、静かで落ち着いた空間を目指した。ひとクラス上の素材や、セグメントで唯一の3列7人乗りシートを標準装備した。オプションで、12.3インチのデジタルインストルメントクラスターと、9インチのセンタースクリーンが選択できる。スマートフォンのワイヤレス充電も可能になった。グーグルの「Android Auto」とワイヤレスのApple 「CarPlay」にも対応している。

新型アウトランダーは、全モデルにUSB-AおよびUSB-Cポート、トリムレベルに応じて、アダプティブクルーズコントロールとレーンキープアシストを備えた「MI-PILOTアシスト」ドライバーアシスタンスシステム、セミアニリンレザーシート、「what3words」テクノロジーを導入したナビゲーションシステムを装備できる。10.8インチのフルカラーヘッドアップディスプレイ(HUD)、「Mitsubishi Connect」スマートカーシステム、10スピーカーのBOSE製オーディオシステムも選択することも可能だ。

◆新開発の車台に最大出力181hpの2.5リットル直4エンジン搭載

エンジニアリングのベースも一新された。新開発のプラットフォームに、2.5リットル直列4気筒ガソリンエンジン(最大出力181hp/6000rpm、最大トルク25kgm/3600rpm)を組み合わせる。最大出力は従来型に対して8.9%引き上げながら、燃費は2.6%改善しているという。トランスミッションは8速スポーツモード付きのCVT。ラリーから派生した三菱独自の「S-AWC」(スーパー・オール・ホイール・コントロール)システムも採用している。

新開発の「ドライブモードセレクター」により、6種類のモードが切り替えられ、パフォーマンスとグリップを走行条件に合わせて調整し、オンロードとオフロードのパフォーマンスを追求している。4WDモデルだけでなく、2WDモデルにもドライブモードセレクターが装備された。2WDモデルでは5種類のモードから選択できる。

なお、三菱モータースノースアメリカは現在、新しいCIを導入したショールームを全米に展開している。新型アウトランダーが、そのプログラムの集大成になる、としている。